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何回目のヒトとして生きているのだろう

Netflixで「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」を見た。

(アマプラはレンタルなんですね!)

公開前に映画館で予告を見た際、「これ絶対好きなやつ」って思いながら、今日まで見ていなかった作品。監督・脚本が宮藤官九郎さん。

(あらすじ)
高校三年生の修学旅行中にバスの事故にあって主人公である関大助(神木隆之介さん)が地獄へ堕ち、地獄農業高校軽音部顧問兼ロックバンド地獄図(ヘルズ)のリーダー、キラーK(長瀬智也さん)と出会う。
想いを寄せていたクラスメイトに会いたいがゆえ、必死に現世へ戻ろうとする大助だったが、転生は7回までという決まりになっていた……。

キラーK(長瀬智也さん)は現世に愛する恋人と息子を残している。
転生しようと試験(地獄では毎週金曜日に転生試験がある)を受けるが、すでに7回転生済みだったので鬼になるしかないという事実を突きつけられていた。

この設定に、映画を見ながらハッと思ったのは、
「いまの人生は何回目か誰も分からない」
ということだった。
なおさら、いまを生きることに注力したい。

さらに主題歌である「天国」にこんな歌詞がある。
ちなみに音楽は向井秀徳さん!
もうこのクレジットを見ただけで、テンション上がったよね。
(当時、気が付いていなかったかもしれない)

人はみな 地獄に詳しいH・E・L・L
でも天国のことは 誰も知らないH・E・A・V・E・N

天国(地獄図)より

確かに、地獄絵図ってよく見たことあるけれど、天国絵図があるかどうかパッと浮かばないな。
天国のイメージは「雲・白色・天使?」くらいしか思いつかない。

この映画で「天国」がどのように描かれているかは、内容を見ていただきたいので割愛するが、地獄や現世より天国は本当に幸せなところなのか?
そんな問いを投げかけているようだった。

ロック(H/R)・地獄絵図を具現化・転生できなければ鬼になるという設定。
キーワードは「H」のコード。

いまを大切に生きることを伝える内容なんだけど、物語に使われるアイテムでこんなにもコミカルになるんだな、と学ぶ。

あぁ、頭を柔らかくして、いろんなアイディア浮かぶようになりたい~!!

最近、長い物語を見るときに構成の枠を思い浮かべるようにしている。
場面の入れ込み方や伏線回収のタイミングを予想しながら見ているのでひとりごとが増えてしまう。
映画館ではできない、おうち鑑賞の醍醐味かもしれない。

長瀬くんの赤鬼ロッカー姿も最高だけれど、各所に散らばって出演している有名な方々が特殊メイクでクレジット見るまで気づかないのも手法の一つかも。

ほーんとサブスク動画には心を潤わせてもらっているなぁ。
またすてきな作品に出会えますように。


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