5/7時点の高卒ルーキーの2軍成績をまとめています。

高卒ルーキー2軍打撃成績

井坪(阪神)の独走態勢

2軍は30試合が過ぎるころですが、高卒ルーキーの中で井坪(阪神)が独走して活躍してます。

井坪は 5/7時点で88打席 打率.329 2本塁打 OPS.887という結果です。
これは高卒ルーキーの中でダントツです。
ウエスタンリーグ全体でも打率トップ・OPS2位で大いに活躍してます。
ここまで打てるなら、1軍昇格の声がかかってもおかしくありません。

もう1軍？と思う人もいるかもしれませんが、高卒1年目から1軍にあがる選手はわりといます。
たとえば森友哉は1年目に2軍でOPS.901という成績で、シーズン途中から1軍で出てました。
なので2軍でも文句なしの結果なら、1年目から上げても良いでしょう。

井坪の守備はセンターをメインで、最近はレフトも守っています。
どちらも安定してますし、現時点で守備に不安はありません。
ただ1軍ではセンターに近本がいて、レフトにノイジーがいます。
この2人は開幕からずっとスタメンなので、井坪が割って入るのは難しいでしょう。

それに比べてライトは、流動的でチームのウィークポイントです。
なので井坪にはライトを守らせた方が、1軍でも起用しやすくなります。
うまくいけば、後半から井坪がライトのスタメンに定着するでしょう。

盗塁数トップの俊足・勝又(ロッテ)

高卒ルーキーで脚をアピールできているのが、勝又(ロッテ)です。
勝又は現在64打席で打率.197 0本塁打 5盗塁 OPS.533という成績です。
打撃のアピールは弱いですが、5盗塁は高卒ルーキーの中でダントツです。
しかも成功率は100%ですし、盗塁センスはかなり良いでしょう。

今後、盗塁数を増やすには、出塁を増やすことが大事です。
今はまだ1割台の打率なので、もっと打って出塁する必要があります。
そうすれば盗塁のチャンスも増え、もっと増やせるようになります。

今はまだ高卒１年目なので、足に特化した代走要員を目指すのではなく、今のうちに打撃をしっかり磨いたほうが良いでしょう。
なので1軍に上げるのはまだまだで、今は2軍で打撃練習に専念させるべきです。
将来的には1軍で打って走れるリードオフマンとして、活躍してほしいですね。

成績急上昇の育成選手・蓮(DeNA)

５月に入って、打撃成績が良くなったのが蓮(DeNA)です。
現在31打席で打率.250 OPS.657の成績で、打率・OPSは高卒ルーキーの中で2位です。
チーム内には1位指名の松尾もいますが、今はその松尾より良い成績です。
蓮は育成２位指名でしたが、思わぬ台頭を見せています。

蓮は高校時代から長打力が売りでした。
2軍ではまだホームランは出てませんが、二塁打が多くパワーはあります。
DeNAは今後の課題として、宮崎の後釜候補が必要です。
三塁手は長打力がある選手が良いので、蓮は期待できるでしょう。

まだ少ない打席なので、この調子で成績を伸ばせるかはまだ分かりません。
なので支配下や1軍登録はまだまだ先で、今は2軍で攻守両面を磨くときです。
今は良い状態なので、いずれは支配下登録されて欲しいですね。

DeNA３投手２軍戦初登板

5月に入って、DeNAの3人（森下・今野・草野）が2軍戦で初登板しました。
森下と今野は5/5で、草野は5/6に登板しています。
日付が近いことから、元々3人同時に投げさせる予定だったのでしょう。
森下と草野は１イニングを無失点で投げぬきました。
しかし今野は制球難から３失点してしまい、2/3イニングで交代しました。
ただ2軍戦の初登板なので、あまり気にする必要はないでしょう。
ここから改善していくことが大事です。

３人の初登板の印象をまとめると、
森下は安定感のある投球で、今のところ順調な様子でした。
今後も実戦登板を増やして、先発として調整してくることが楽しみです。

今野は高校時代よりも、直球の最速が上がっていました。
なので球速を上げている途中の段階と考えられます。
制球が乱れたのはその影響と思われるので、今後安定してくれば問題ないです。

草野は３人の中でも１番球威がありそうな投球でした。
そしてカーブと緩急を使ったコンビネーションが目を引きました。
おそらくリリーフで育成するので、球威を更に高めて奪三振を増やせると楽しみです。

３人共まずはこの時期に実戦登板できたというだけで十分なので、今後も順調に実戦経験を増やして内容を改善していってほしいですね。

２軍成績表