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キリがない練習

今日は早目に床に就こうと思っていても、寝る前だし軽くアプローチっぽく、と振り始めたが最後、そっから小一時間は眠れない。

中々納得がいかない。特に安定度という点で。ポツポツ出る激しいミス。どうしてもこれを撲滅したいと思い、一体どこに原因が???と考えてしまう。

キミ。一体何を目指してんの?

自問自答もしてしまうってもんだ。

先日亡くなられた金田正一さん。様々な方が追悼のコメントを出されている中、ロッテ時代に重なっていたという牛島和彦氏(のちに中日)のコメントの中にちょっと惹かれるフレーズがあった。金田氏(当時ロッテ監督)から投球フォームについてアドバイスを受けた時のものらしい。

「懐を深く、遊び心を持って」

なんとなくゴルフのスイングにも通じるものがあると思いません?

私の注意が引かれたのは、このフレーズ、フォームにもメンタルにも双方関わっているように思えたから。

金田氏は長身で、おそらく腕も長かったのだろうと思うので、余計に”懐深い”イメージが湧きやすかったのではないか?あくまでも推測だけど。。ただ、私のように大して手足が長くなくとも、心がけとして有用な気がする。

一言に集約するなら今はやりの体幹?

重心を体の奥深くで感じるようなイメージ。

大きくゆったりとした動き。

スムーズでスピードが上がるとしても打ち急がない。

”遊び心”の方は”遊び心”というからにはメンタル?と思いがちだけど、技術練習の中で、それもゴルフスイングのような同じような動作の繰り返し。しかもそれが中々”同じように”できない私は、ついつい安定性、再現性を求めるあまり、ただ一つの何か秘訣のようなものを追い求めてしまいがち。そんな時は敢えて”遊び心”をもって、様々な操作の仕方(体のパーツ、クラブ)を試してみてもいいんじゃないか?野球のピッチングであればおもしろい変化球が投げられないか試してみる、とかさ。

私たちは機械じゃないんだから、同一の動きを、常に意図した通りに完遂できるわけはない。そりゃ修練によって相当確率を上げることはできるだろうし、そうした練習も勿論軽視はできないのだけれど。私には時間も体力も限りがある。反復練習を徹底しようとすればするほど特に体力のなさからドツボにハマってしまう感じもする。

この基本?土台となるような反復練習の不足を補う方法の一つとして、敢えて様々な発想で様々な体の動かし方を試しながら、運動の原理というか、どういう意識でどこを動かそうとすると、アウトプットとしてどんなパフォーマンスが出やすいか?みたいなことが学習できはしないだろうか?

スイング中のチェックポイントはなるべくシンプルで少ない方がいいとはいわれるのだけれど、ついつい乱れて訳分かんなくもなっちゃったりする私。そうならないのが一番だけれどなっちゃった時には、修正のための所謂引き出しなるものが多様である方がよいのではないか?と考えるもの。

金田さんのご冥福をお祈り申し上げます。


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