言葉の成り立ち

詩や音楽が起源では?とも言われるけど、イマイチイメージできない。

いや。正確には”できないでいた”。かな?

ボルヘス(Jorge Luis Borges、1899-1986)のフィクションを初めて読んでいる。噂には聞いていたけど、まだ読んだことがなかったのだ。

ちょっとヒントを得たような気にはなった。

世の中には名詞ありきではなくて、述語を重ねていく言語ってあるんですね。

キレイ、青白い、黄色い、白い、丸い、満ち欠けする、輝く、ちょっと寂しそう、歩くと付いてきてくれる、ほわっと照らす、冷たい、、、、みたいな。

かなり詩に近い。いや。詩的なセンセーションをもとに述語が連ねられていく感じ。

やはり言葉というのは現実世界の表象なんかじゃなくて、運動の集積。だから現実そのものなんだと思う。勿論言葉で編まれる世界は現実ではなくてフィクションだけど。


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