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アサーティブコミュニケーション

濵桜コンサルティングの松田史子です。
 
先日、とても感じの良い方にお会いし、
お話しして、とても楽しく気持ちよく、
改めて、良いコミュニケーションの
効果を感じました。

コミュニケーションの良い方って
またお会いしたくなりますね。
 
今回は、関係構築や人材育成にも
大切な、相手も自分も尊重する
アサーティブコミュニケーションに
ついてお話したいと思います。
 

アサーションという言葉がありますが
アサーションとは、違いを認め、
気持ちのよいコミュニケーションを
交わすための考え方とスキルです。
 
アサーションができている状態を
「アサーティブ」と呼び、
自分も相手も大切にした、自己表現です。

自己表現の3つのタイプ

 
自己表現には、3つのタイプがあると、
言われています。
 
➀攻撃的(自分のことだけ考えて、
他者を踏みにじるやり方)
 
➁非主張的・ノンアサーティブ
(自分よりも他者を常に優先し、
 自分のことを後回しにするやり方)
 
③アサーティブ
(自分のことも考えるが、他者をも配慮
するやり方)

アサーティブな自己表現は、
非主張的にも、攻撃的にもなりません。
 
自分自身の意見や感情を大切にし、
同時に相手の意見や感情も尊重しながら、
建設的な対話を行うための考え方や
スキルであり、
 
自分も相手も大切にしながら、違いを認
め合い、
気持ちの良いコミュニケーションを実現
することが目的です。
 
アサーティブな自己表現は、
攻撃的な態度でもなく、非主張的な態度
でもありません。
 
自分自身と相手の双方を尊重しながら、
正直な考えを表現し、お互いに対話を
することができます。

アサーティブなコミュニケーションとは

 
アサーティブなコミュニケーションは、
相手の意見や感情に敏感であり、
双方向のコミュニケーションを実現する
ことができます。
 
コミュニケーションは、
必ずコミュニケーションの伝え手と
受け手で成り立っています。
 
思考は頭の中にあるものです。
頭の中は見ることができません。
 
頭の中にある思考が表に出てきて、
周りにいる人はその人の思考を理解
します。
 
この思考を表に出すのが表現です。
(自己表現)
 
伝え手は、コミュニケーションの様々な
要素を使って受け手に伝え、
 
受け手は、伝え手が発した、言語や非言語
からさまざまな刺激をインプットし、
感情・思考が生まれ、理解します。
 
ただし、人と人は違うので、
想起される感情や思考も違います。
 
そのため、伝え手の伝えたいことが、
受け手に正確に伝わると言う、
保証はなく、誤解も生まれます。
でも、それも当たり前なのです。
 
それをふまえたうえで
 
アサーティブになるには、

① 自己の感情を理解する。

② 自分自身と相手の双方が尊重
されているかどうかを意識する。

③ 言葉で自分の思いを明確に
伝える

 
この3つの手順を踏みます。
 
特にポイントになるのは②です。
 
「WIN-WINの関係」という言葉があり
ますが、自分だけではなく相手にも良い
影響を与えることはどのようにして実現
できるのでしょうか。

自己表現のコントロール 

これには、お互いに
「歩み寄る」ことが求められます。
 
相手との距離を縮めるためには、
自己表現の仕方を理解しておくことが
重要です。
 
非主張的であれば、
自分の考えを他人に伝えることに
挑戦する必要があります。
 
一方で攻撃的な場合、それは、
自分の立場を利用して相手に自分の意見
を押し付けているだけかもしれません。
 
重要なのは、相手に合わせて
自己表現を調整することです。
 
情報は自己表現が強い人から弱い人へと
流れます。コミュニケーションでは、
情報量を平等にすることが大事です。
 
そのためには、
自己表現が強い人は少し控えめに、
自己表現が弱い人はもっと積極的になる
ことが求められます。
 
スムーズなコミュニケーションには、
お互いの自己表現の量を意識し、適切に
調整することが鍵です。

自分だけがアサーティブなのではなく、
相手も同じようになる必要があります。
 
「WIN-WIN」のアサーティブな関係は
すぐには築けませんが、
まずは自分から、状況に応じて自己表現
を調整することが大切です。
 
控えめな人は大きな声を出す努力をし、
声の大きい人は静かな声に耳を傾ける
ことが求められます。

もし、周りがそうでなかった場合でも
自分だけがアサーティブでも意味がない
とは思わなくて大丈夫です。
 
私が、あの人にまた会いたいように
人は話しやすい人に集まるものです。
あなたのコミュニケーションがより良く
変わっていくことは、間違いありません。
 


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