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「開発部オンライン合宿」で「むきなおり」してきました!

こんにちは〜!開発部4年目の鈴木あすみです!
先日、開発部は「オンライン合宿」を行いました。

- どんなことをやったのか?
- よかったところ・次回頑張るところ
- やってみて学んだ「目的を考えることの重要性」

のおしながきでご紹介したいと思います。

開発部合宿?

Hamee開発部の合宿は「むきなおり」を目的とする合宿です。

「むきなおり」とは、「ふりかえり」と似ていますが少し違います。「立ち止まって、これからのことを考える」といったモノになります。

「なんのために開発してるんだっけ?」
「どういう目的なんだっけ?」
「この人はどんなアイデンティティをもって開発しているんだろう?」
……このようなことを立ち止まって考える機会って、日々の開発の中にはあまり現れないと思います。(日々がむしゃらに開発しているから!)

あえて「立ち止まって、みんなで考える」ことにより「一緒に働いている人との視座を揃える」効果を期待して開発部合宿を行っています。いつもは皆で泊まりがけで行っていましたが、今回は「オンライン」で行ってみました。

どんなコンセプトのコンテンツをやったの?

◆コンセプトについて
開発部合宿は、毎年、その年の合宿を端的に表現する「スローガン」を決めています。
今年のスローガンは……「1年後に!!シャボンディ諸島で!!」としました。(……本家と比べて1年短いですね!)

ここ2年ほどで、開発部の人数は1.5倍ほどに増えました。新卒が入ってきたり、中途が入ってきたり、インフラチームと統合したり...…最終的に、今40人近くのメンバーがいます。人数が増えてできることが増えました。

今一度立ち返って「私たちの強みとはなんだろう?」「どこにアイデンティティがあるのだろうか?」「どこに向かっていけばいいのだろうか?」の共通認識を揃えるようなテーマにしよう!と運営メンバーで話し合いました。

「行く方向」さえ決まっていれば、バラバラに動いたとしても、40通りの歩き方であっても、同じ場所に行けるよね(同じ目的を達成できるよね) → これは……あの名シーンと同じなのでは……!?となり、このコンセプトにしました

◆コンテンツについて
当日10:00〜19:00で行ったことをご紹介します。全体のタイムテーブルはこんな感じです。

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-メインコンテンツ‐
「これからの開発部の強みにしていきたい箇所はどこか?」を聞くアンケートを事前に取り、その結果から「強みにしていきたいところ」に応じてチーム分けをしました。また、当日使う道具や言葉遣いは、スローガンに合わせて全体的に海賊テイストにしています。

「船の上で野望を語り合おう!」
午前は「強み」について語り合う時間を設けました。「磨かれると、どう幸せになるのか」「なぜ重要・大変だと思っているのか」の2項目についてメンバーで話し合ってもらいました!この時間で「強み」の重要性を参加メンバーですり合わせしました。

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▲運営がシミュレーションした時の野望シート

「みんなで航海図を作ろう!」「船に乗ろう!航海に出よう!」
午後には「強み」にする具体的なアクションを考え、1枚のスライドに収めました。最後は全チームが発表し、具体的なアクションを行うメンバーをアサインしました。

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▲運営がシミュレーションした時の航海図

-外部講師による講演・FB-
今年の合宿は(も)そーだいさんに来て頂き、コンテンツとコンテンツの合間に講演をして頂きました!「ソフトウェアエンジニアと技術力」「問題を解決するために必要な習慣」の2本立てで行ってもらいました!(詳しくは「よかったところ」で後述します!)

「ソフトウェアエンジニアと技術力 / developer-lifework」
https://speakerdeck.com/soudai/developer-lifework

「問題を解決するために必要な習慣 / developer-lifehack」
https://speakerdeck.com/soudai/developer-lifehack

また、メインコンテンツ後に時間をとって、講演中で出た質問&メインコンテンツのFBも行っていただきました。

-振り返り-
激動の1日を振り返るために、ある程度フォーマットを決めて今日1日を振り返る時間を設けました。

- あなたの立ち回りは?
- あなたが1年にやることは?
- before/afterで変わった気持ちはある?

のようなことをドキュメントに書いてもらい、ランダムで集まったメンバーで共有し合う、というコンテンツを行いました。

よかったところ

◆むきなおりはいい機会になること

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合宿後の振り返り・アンケートから、「普段関わることのないメンバーの気持ちが知れてよかった」という声をたくさん頂きました……!冒頭でも触れたように、「何を大事にしている(したい)か?」のような根底にある気持ちは、普段なかなか話す機会がありません。

合宿のコンテンツでこの気持ちを共有することによって「同じこと考えている人が近くにいるんだ!」「みんなでアクションを起こしていけそう!」といった気持ちになってくれた参加メンバーが多かったみたいです!

◆外部講師として、そーだいさんに来ていただいたこと
実はそーだいさんをお呼びしたのは2回目です!
一昨年の合宿では、「良いソフトウェア開発ってなんだろう?」をテーマに以下の記事に関連した講演をして頂きました。

- 明日の開発カンファレンス 2019でチーム開発について話をした
- 適切な問題と文化がサービスを育てる
- 成果で評価していくということ

今年は企画の段階から参加して頂き、たくさんのアドバイスを頂きコンテンツを仕上げました。先に「テーマ」「コンテンツ」を決定した後で、それに寄り添う講演内容を考案して頂きました。

午前は「強みについて語り合う」 = 「強みにする目的を話し合う」コンテンツだったので、「WHY」に寄った話をして頂きました。
午後は「どうやって強みにする?」=「強みにするためのアクションを決める」コンテンツだったので、「HOW」に寄った話をして頂きました。

当日の講演について。Hameeの内部状況を詳しくは知らないはずなのに、その時の状況にズバッと刺さる講演になっていて非常に感動しました。(そういえば、前回来ていただいた時も同じこと思ったな……)
また、コンテンツに関連性のある講演をしていただいたことでコンテンツにより深みが出たな、と強く感じました!

外部の方をお呼びして講演して頂くことによって、いつもと違う視点の考え方を得ることができるので、とても良い機会になりました。
(そーだいさん、本当にありがとうございます!)

オンライン開催にフィットできたこと
初のオンライン合宿だったので、使用して良かったツール・サービスをご紹介します

-「Miro」でコンテンツを一元管理-

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▲全8チーム分の作業ボードを1つのMiroに

オンラインでやりとりするので「ホワイトボード」的な立ち位置を担ってくれました。全チーム分・全コンテンツ分をMiroに寄せたことで、以下の様なメリットがありました!

- 運営が全参加チームの進行度合いを確認できる
- 参加メンバーがお互いの参加メンバーの様子を確認できる
- お祭り感が出る……!
- 出来上がった後も見て楽しめる
- 場所も取らない……!

最近は、リアル開催でもMiroを使った方がいいんじゃないか?と思うほどです。

-「nonpi foodbox」で参加メンバーにランチをお届け-

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▲ 回答者が見られる

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▲ todoリスト

例年、合宿をやったときはみんなでお昼を食べてコミュニケーションを取っていたのでその雰囲気を再現したかったのですが、リモートだとどうしてもお昼の用意をする時間が必要ですよね……。どうにかできないかな〜と思っていたところ、ぴったりのサービスを見つけました!!

個々のお家にお弁当を届けてくれるサービスです……!
また、管理画面で入力が完了しているかどうかも確認できたり、「これを投げればOK!」のテキストメッセージのフォーマットの用意がされていたり、運営は本当に使うだけで良かったのでめちゃくちゃ楽でした……!

次回もこういった機会があったら絶対に使いたいと思いました。

次は頑張りたい!ところ

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合宿後、運営メンバーで「KPT」をしました。

Keep:続けていきたいところ(よかったところ)
Problem:問題点だったところ
Try:問題点について、次回どのように取り組んでいくか

たくさんあるのですが、メインコンテンツについてのProblem・Tryについてのみ触れようと思います。

◆時間が足りなかったという声
3分(×8チーム)という時間設定だったのですが「発表時間が足りなかった」の声がチラホラありました。

発表時間を1〜2分伸ばすというTryも取れますが、懸念点として8チームあるので聞く時間が長くなってしまうなぁと思って、別のTryを考えました。

「3,4時間かけて話し合ったコンテンツを、コンテキストの知らないメンバーに伝えるには不足している時間だった」とProblemを少し抽象化して話し合いました。このことから、「今回程度のボリューム感の意思決定を発表するには、『考える時間』を今回より3割増しくらいの時間をとる」というTryに至りました!

◆具体的な落とし込みまでできないチームが多かった
発表形式は「スライド1枚で自由に作ってね!」というものでしたが、参加メンバーから当日出た「アクション」は想定よりも具体的なところまで落とし込めていないチームもありました。

Tryとしては「アウトプットをEasyに出せるようにする」です。フォーマットを定める、具体的に単語を当てはめればいけるようにするなど、発表形式を縛ることによって、資料を作る時間・発表の筋を考える時間を削減できるのではないか?と話しました!

運営をやってみて

新卒入社からこれまでに3回の合宿があり、お祭り女の私はすべての幹事業務に携わらせていただきました!

毎年「自分、成長したな〜〜」と感じる部分があるのですが、改めて自分を振り返ってみると「WHY=目的を考えることの重要性」に関して考え方が成長したな……!と思いました。

準備期間中、運営メンバーは「WHY」についてたくさん話し合いました。
「WHY」を詰めるのって、わりと難しいし時間もかかり大分苦戦した時期もありましたが……、決めたことによって後半の意思決定に関してはスムーズになった感覚がありました。全員が「WHY」に賛同している状態が作れていたので、その後のコミュニケーションコストが低かったです。

例えば、「ツールA」「ツールB」どちらを使う?(=「HOW」を決める)と迷った際、より「WHY」に適している方はどちらだろうか?という問いに立ち帰ればいいので、スピード感のある合意形成ができます。今回の運営はその状況になれていたなーと感じています。

また、これも毎年感じるのですが、「参加メンバーが非常に協力的」なのは毎年の合宿の成功にメチャクチャ繋がっているなと思います……!

合宿の準備に追われている私たちに、「がんばれ!」と温かい言葉をかけてくれたり、合宿中はメチャクチャ盛り上げてくれたり……。「参加メンバーが楽しんでくれること」も「合宿成功」の重要な要素の一つなので、そんな様子をたくさん見れたのは、めちゃくちゃありがたかったです!

運営をしていても楽しいし、参加していても楽しい。
そんな開発部合宿、「イイナ!!」と思ったあなた、是非私たちと一緒に合宿へ行きましょう〜〜!
(来年は、初の合宿参加側に回ってみようかな!?でもまた近づいたら運営をやりたくなるのかな……!)

◆この記事を書いた人

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PROFILE:鈴木 杏淑(すずき・あすみ)写真左
開発3部。普段はECサイト運営を支えるネクストエンジンの開発をしている。最近はポケモンGOにハマり、毎週50km以上歩くことを頑張っている。いろちがいルカリオを狙っている。




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