見出し画像

#名刺代わりの小説6選

こんにちは。はむです。

せっかくなので、#名刺代わりの小説6選
ご紹介します。

少し前の作品もあるので、書店で見つからない可能性もありますので
Amazonのリンク貼っておきます、チェックしてみてください。


1.悲しみの秘儀 / 若松英輔

もしあなたが今、このうえなく大切な何かを失って、暗闇のなかにいるとしたら、この本をおすすめしたい――(解説・俵万智)

宮沢賢治、須賀敦子、神谷美恵子、リルケ、プラトン、小林英雄、ユングらの、死者や哀しみや孤独について書かれた文章を読み解き、人間の絶望と癒しをそこに見出す26編。

愛情が生まれると共に、悲しみが生まれている。
そう考えさせられる内容だった。
初めて読んだ時には、26編全てを理解できなかった私だったが
ふと時間が経ち読み返すと、少しずつ理解できる部分が増えてきたような気がする。

長く手元において、読みたい作品だ。


2.よだかの片思い / 島本理生

顔に大きなアザがあるため、世の中に居心地の悪さを感じている大学院生のアイコ。ルポ本の取材がきっかけで映画監督の飛坂に出会い、恋をして……。瑞々しく切ない恋と成長の物語。(解説/瀧井朝世)

コンプレックスは誰しもが抱えていて、
どこか弱さを兼ね備えていること。
みんなどこか不器用なこと。

そんなわかっていたようで、気付けてなかったことを考える機会になった作品


3.百瀬、こっちを向いて / 中田永一

「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは-。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。

まさに青春時代の恋愛を描いた作品。
切なくもどこか大胆で純粋な好きという気持ちが心を刺激する内容だった。
恋愛は今はいいかな。なんて人にも読んでほしい作品


4.阪急電車 / 有川 浩

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車-人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

阪急電車を舞台に、日常に溶け込む見知らぬ人々が集まる異様な空間「電車」では
恋の始まりや人間模様など様々な物語を乗せて走っている。
ほのぼのとして、少しワクワクするような内容の作品。


5.夜のピクニック / 恩田 陸

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

学生時代のイベントって、今考えるとすごく特別でそのひとつ、一夜限りの「歩行祭」が舞台となり、繰り広げられる物語は青春を思わせる。


6.号泣する準備はできていた / 江國香織

私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから-。濃密な恋がそこなわれていく悲しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる…。そう囁いてくれる直木賞受賞短篇集。

江國香織が手がける短編集。
人の人生の一瞬を切り取って覗いたような感覚になった。
もちろんネガティブな意味ではなく。
なんか、全てを投げ出したくなった時に読むと意外と、すっと入ってくるような
気がしている作品。
短編集の中に自分の好きな内容が見つかるかもしれない。



皆さんの好きな本も紹介してください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?