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空から聞こえる心の声

空はいろんな顔を見せてくれる
空は私のいろんな顔をみていた

生きてきた中でのいろんな感情・思いをしている姿を空だけは知っている
悩み・苦しんだときに眺めた空は、悲しむ雲から涙を流した
大切な人と別れた日。この人と生涯いるんだと思った人とのお別れの日

空は私を慰めるように涙をずっと降らせていた
それから毎日私を見守るように包んでくれた

仕事・家庭・介護・子育ていろんなことを体験し、楽しい思いも苦しい思いも眺めているだけ

いつでも光をあててくれるだけ
その光が私のこころを温めてくれる

どんなに寂しくてもどんなに苦しくても誰もわかってくれなくても
いつでも光をあててくれている

いつの日か心を無くし、何事にも無の世界にいた
人に対しての恐怖感、不信感、そういったものにとりつかれていた
顔色を窺い、嫌われないように過ごすことがくせずいてしまっていた

笑いのネタにされれば、そのまま盛り上がるならとバカみたいなことを言っていた
そう自分が真ん中に居たかったんだ
端にいるのが嫌だったんだ

いつのまにか自分を見失っていた
本来の自分が死んでいた

自分らしく生きてきたのはどのくらいなんだろう
自分の生き方をできたのはどのくらいだったのだろう

心が死んでるときは、自分のことは考えられない
自分がいないのだから

空を眺めた
鳥が飛んでいる
飛行機が飛んだいる
みんな自由に羽ばたいている

私も羽ばたきたい
鳥かごからでたい

空からまぶしくて目が開けられないほどの光が差し込んだ
すると鳥かごの入り口が開いていた

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