のぎのき

”のぎのき”と申します。 散策をしながら空想するのが好きで、それを形にしたいと思いno…

のぎのき

”のぎのき”と申します。 散策をしながら空想するのが好きで、それを形にしたいと思いnoteに登録いたしました。 また、旅して撮り貯めていた写真も少しずつ投稿していきたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。

マガジン

  • 【詩集】三題放詩 vol.1

    三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩をまとめたマガジンです。

  • 【詩集】空想世界詩

    空想世界を旅した態で、出会った風景や出来事などを綴った詩です。

  • 【写真集】風景写真

    ふと、出会った風景を切り取った写真集です。

最近の記事

【詩】散月(さんがつ)

「散月」をテーマにChatGPT3.5と詩の読み比べをしてみました。 のぎのき: 真夜中ひとり月を見上げる 窓の向こうの銀月夜 朧におちる光の雫が 街を照らして乱反射 人影見えぬ夜道を見下ろす 散りゆく月の光は清く 我が身の影を朧に映して 重なり混ざって夢をみさせる それは孤独な心と調和し ひとつの調べを静かに奏でて それは月と共鳴し合って 夜の静寂にそっと寄り添う 散りゆく月の光は淡く 散りゆく月の音は小さく それでも私の孤独を包んで 私の心にそっと寄り添う Ch

    • 【詩】孤独のさきに

      これは前半が私、後半はChatGPT3.5の合作の詩です。 のぎのき: 孤独のさきに 何が待つのか ひとりつぶやく 六時半 答えが出ぬまま 布団を這い出て 水をひとくち のどをうるおす 孤独のさきに 何が待つのか ひとりつぶやく 朝七時 コンロに火をかけ 卵を割って みつめてキミの 加減をうかがう 孤独のさきに 何が待つのか ひとりながめた 七時半 鏡にうつった 顔は無愛想 歯磨きついでに 笑顔をつくった 孤独のさきに 何が待つのか ひとりつぶやく 朝八時 「行ってき

      • AI詩合築(あいしごうちく)③

        「三題噺スイッチ」というサイトで、ランダムに表示されたお題を使って制作した詩に「Stable Diffusion 2.1 Demo」でイメージ画像を作成しました。 また、ChatGPT3.5に詩の続きを書いてもらいました。 お題「谷 眠る 音楽」のぎのき: 王家の谷で 開催された 眠る先祖の 供養祭 多くの民が 訪れ手向ける 花は数多の 色を成す 祈り捧げる 楽団の 静かに奏でた 鎮魂音楽(レクイエム) 谷の奥まで 響いて消える 御座(おわ)す先祖の 御魂(みたま)に

        • AI詩合築(あいしごうちく)②

          適当に思いついた単語から、AIで画像を作成して、それに詩をつけてみました(AI画像制作は、Stable Diffusion 2.1 Demoを利用しています) また、今回はChatGPT3.5に、続く詩を作ってもらいました。 のぎのき: 雪解ける 間もなし 梅咲きて 春の訪れ 今なお寒き 風吹くとも 気高くたたずむ 舞姫の如く ChatGPT: 空に舞う 鳥たちの歌に 耳を傾け 春の訪れ 喜びに満ちて 心は躍り 生命の息吹 のぎのき: 乙女の思い チョコにのせ 届けと願

        【詩】散月(さんがつ)

        マガジン

        • 【詩集】三題放詩 vol.1
          10本
        • 【詩集】空想世界詩
          13本
        • 【写真集】風景写真
          21本

        記事

          AI詩合築(あいしごうちく)①

          三つの単語からAIで画像を作成して、それに詩をつけてみました。 (AI画像制作は、MyEditを利用しています) また、ChatGPT3.5にも、三つの単語で詩を作ってもらいました。 お題:星影 祭り 梯子 のぎのき作「ビア フェス ナイト」 星影ネオンに包まれて 祭りで友とビアを飲む 黄金(こがね)色の中にある 刺激はひどくほろ苦い セピアに変わったむかしの思い出 乾杯しながら語り合う そんな時代もあったねと 友と巡った梯子酒 ChatGPT作 星影の下で踊

          AI詩合築(あいしごうちく)①

          三題放詩⑩

          三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第十弾。 お題「闇 秘密 家」 朝日が昇り 闇は追われる 秘密の星が ひっそり隠れる 隠れた星は 私の心と 似てる気がして どこか安堵す 向かえる新年 明るくなる街 家の窓から 眺めて思う いつか私の 心も癒えて みんなと楽しく 笑い合えると お題「つる草 悪魔 パイプ」 パイプオルガン 鳴り響く つる草絡まる 西洋屋敷 悪魔も避ける ミサを行い 向かえた新年 良き歳となれ! お題「パセリ

          三題放詩⑩

          三題放詩⑨

          三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第九弾。 お題「わさび 歳の暮れ 湯飲み」 人もまばらな 歳の暮れ 回る寿司屋で 酒のつまみと 手に取るネタで 季節を感じる 過ぎ去る時に 想いをはせて わさびがツンと 鼻をつく 湯飲みを手に取り 粉茶をひとくち 苦みとともに グッと飲み干す お題「沼 歳の暮れ 原動機(原付)」 大忙しの 歳の暮れ 原付き乗って 買いに行くのは 沼で揚がった 鰻と小エビ 鰻は捌いて 蒲焼きにして

          三題放詩⑨

          思詩類々(ししるいるい)

          リセット症候群 嫌われ避けられ 距離をとる さみしい気持ちで やせ細る ここから逃げたい 思いに駆られて 消しては後悔 繰り返す 虚無に住む 氷に覆われた世界 静止した世界 白のみが広がり 凍てつく風が吹く 立ち尽くすは 自分ひとり すべてが閉ざされ 開くことはない 寂寥とした 空白の世界 核心 求められたいから 人を求める 他人(ひと)がいなけりゃ 自分が測れない 「必要」と 言ってほしい 心の中で ひとり願う

          思詩類々(ししるいるい)

          三題放詩⑧

          三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第八弾。 お題「雪 盆 雨戸」 丸い月 薄雲かかって 淡く射す 雨戸開いて 見上げる空から ひらりひらりと 雪が舞い散る 盆に注(つ)がれた 酒にひと片(ひら) 落ちては消える 雪を飲み干し ため息ついては 月を眺めて 過ぎた一日 振り返る お題「雪 祭り 辞書」 紐解き眺めた 辞書の世界で 「雪」という字を 引いてみた 大気で生まれた 小さな氷が 育って舞い散る 様と載ってた 紐解き眺

          三題放詩⑧

          詩瞬記(ししゅんき)

          うらはら 変化していく 日常に おいてかれてる 焦りを感じる 変わりたいと 思うウラハラ とどまることを 選択している 今を過ごす 何も成さない 結果のなれ果て 後悔ばかりの 日々を過ごして ここで生きるに とてもしんどく 何もなさない 自分に問いかけ 見えない未来に 不安を抱く もがきながら うつむきながら それでもなんとか 生きている 閉塞監 息つまる 世界で暮らして 旅にこがれる 抜け出せない 鉄の格子 隙間から 伸ばした手は 空を切る

          詩瞬記(ししゅんき)

          三題放詩⑦

          三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第七弾。 お題「畔(ほとり、あぜ) 百姓 喫茶店」 仕事を終わらせ 河畔を歩いて 向かう行き付け 喫茶店 窓辺に座って ちょっとひといき 珈琲頼んで 文庫をひらく ドアベル鳴って 入ってきたのは 隣近所の 百姓夫婦 畑仕事に 休みはないと ぼやいて笑顔で お茶を飲む お題「レタス 青 夜汽車」 青空近い 山の裾野で 獲れたレタスを 夜汽車が運ぶ 朝には町の 市場に並んで 我が家の食卓

          空想世界詩 ‐外伝③‐

          空想世界を旅した態で、出会った風景や出来事などを綴った詩です。 そのなかで、分類することができなかったものを集めて掲載しました。 <氷の心>氷に覆われた世界 皇子殺しの対価 誤解が生んだ過ち 背負いし贖罪 争いと疲弊 息絶えた者たち 償いと救済 命を賭けた戦い 血を吐き進む 揺らがない決意 <決闘>雨の中に たたずむ影の 外套重く 濡れている 腰に帯びたる 剣は冷たく 鈍く光って 雫を落とす 静かに抜かれた 白刃の 鋭い軌跡が 描かれて 闇を切り裂き

          空想世界詩 ‐外伝③‐

          三題放詩⑥

          三題噺スイッチというサイトで、ランダムで表示されたお題を使い制作した詩の第六弾。 与太郎稼業(お題:ひな鳥、与太郎、物語) 親とはぐれた ひな鳥の 悲しく哀れな 物語 生きてく術は 他者を騙して 食いぶち稼ぐ 与太郎稼業 嘘八百を 並び立て 大風呂敷を 広げて垂れた ひとり渡世を 過ごしてく 親無しひなの 無頼旅 毒草を食む(お題:毒草、投げる、時計) 懐中時計の 仕掛けの音を 耳に押し当て 聴いてみる どこか寂しい 音が聞こえて ポカリと空いた 心に染み込む

          三題放詩⑥

          空想世界詩 ‐終章‐

          ここでない場所。 今でない時代。 これは、異なる世界で語り継がれた物語を、詩という形で綴った作品です。 <例祭>祈りましょう 祈りましょう 逝った人々 還りし世界に 届けと願って 誄歌(るいか)を捧げる 祝いましょう 祝いましょう 歌って踊れば 沈んだ心も 報われ心も 笑顔に変わる <山あいに響く>鋼(はがね)の山に 氷雪降りた 魔龍が滅びて 自然に還った 鎚の音(ね)響いた 山あいの 街並み今日も 活気に溢れた <日常>船を漕ぎ出し 漁に出る 波は

          空想世界詩 ‐終章‐

          空想世界詩 ‐決戦‐

          ここでない場所。 今でない時代。 これは、異なる世界で語り継がれた物語を、詩という形で綴った作品です。 <誓い>守りたかった 守れなかった 滅びた郷里(くに)を 後にして 己の命を 賭して戦う 決して忘れぬ 後悔背負って 振るう剣(つるぎ)は 誰(た)がために <盾となる>守るべき人たちがいる 負けることのできない戦い たとえ命が尽きようと 立ち続けて盾となる 戦士の本懐 剣を振るって命を燃やし 希望の光を心に灯す <決戦へ>賜りし白銀の鎧 纏いて決戦に

          空想世界詩 ‐決戦‐

          空想世界詩 ‐海民‐

          ここでない場所。 今でない時代。 これは、異なる世界で語り継がれた物語を、詩という形で綴った作品です。 <海の男たち>港の酒場で ジョッキを重ねて 呑めや唄えや 大騒ぎ 手を打ち鳴らして 足踏み響かせ 陽気なダンスに 酔いしれる 明日の我が身は わからぬものと 今を楽しみ エールを煽る <戦いへの船出>強い風 吹きすさぶ 崖の上から 見下ろす海は 大きくうねって 白波をたてる 暗い空には 雷光が走り 大地を穿つ 雨は激しい 世界を覆った 飛沫(しぶき

          空想世界詩 ‐海民‐