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いつも心に、お笑いと映画と。

今年はバナナマンの単独ライブが2年ぶりに開催されますね。
ライバルが星の数ほどいるチケットですが申し込めること自体に幸せを感じている、いつも心に半チャーハンです。

🍥好きなもの=信じる世界、ではないけどベン図にしたら多分ほぼ被る。でも違う!

前回の漫画・音楽編に引き続き、自分の「信じる世界」を言語化するに向けて、自己分析という名の自語りをかまします。もう誰にも止められない。

🍥いつも心に半チャーハンと、お笑い

学校にいる時は誰かの姿が目に入るし、話し声が常に聞こえるけど、家に帰って夜家族が寝たら自分一人になる。中学生の時、一人になるのが怖かった時期がありました。

一人になると、辛いことを思い出してそのことばかり考えてしまうからです。あるよね。でも学校の課題が終わらないから寝てしまうこともできない。

なので、目と耳から常に情報を入れ続けるために、深夜はテレビをつけるようになりました。でもニュースなど少しでもセンシティブな情報が入る番組はNG。
そうすると必然的にチャンネルは、お笑い芸人さんの笑い声が絶えないバラエティ番組をはしごしていくことになります。

さてお察しの通り、ハマる。

ネガティブな考えを吹き飛ばしてくれる、良い意味でしょうもない気持ちになれる深夜バラエティに救われました。本当に。芸人さんを見てる時だけは一人でも涙が出なかった。

この時の私に「私の信じる世界」を問うたならば即答したでしょう(音楽は感情を揺さぶられるから聴けなかった)。それほどに芸人さんへ恩を感じています。

深夜バラエティにどんどん詳しくなる中で、色々なお笑い芸人さんを好きになりました。持ち前のオタク気質をフルに発揮し、数年間かなりのテレビっ子(お笑い色の強いバラエティ限定)になります。

お笑い全般好きでしたが、その中でも自分はコントが好きということが分かり、東京03、バナナマン、ラーメンズのコント作品は特に熱中して見ていました。このあたりのメンバーは過去に沢山のユニットを組んでおり、特に2000年代前後は本当に熱い。

以下、完全にいらないデータです。

  • チョコレイトハンター(1999〜2000)
    ……アルファルファ×ラーメンズ×オークラ

  • jenico(2000)
    ……バナナマン×ラーメンズ

  • 宇田川フリーコースターズ(2000〜05、2009)
    ……バナナマン×おぎやはぎ

  • 君の席(2001〜02)
    ……バナナマン×おぎやはぎ×ラーメンズ

  • 光が丘大サーカス(2002)
    ……バナナマン×おぎやはぎ×アルファルファ×劇団ひとり+バカリズム×スピードワゴン×エレキコミック

  • handmade works(2013、2019)
    ……バナナマン×東京03


アルファルファ……現・東京03の飯塚と豊本がかつて結成していたコンビ。可愛い。
オークラ……元芸人の放送作家。先述した芸人らと今日まで親交が深く、3人目のバナナマンと言われる。

天才クリエイターたちの戯れの前になすすべなし。

(↓デザイン面など、小林賢太郎が参加しているものは特にブランディングが圧巻だなと思う。お笑いユニットということを忘れる。)

ネタを見て笑い、賞レース等で垣間見る芸人人生のドラマに涙し、各種メディアでの活躍を見る(劇場は遠いからたまに行く程度の、ほぼテレビ派。でも定期的にライブにも行きます)。お笑いのオタクも楽しいですよ。時代の流れと笑いの形は密接で、且つ特にここ数年は歴史に残るお笑いブームですから、色んな側面からお笑いを見るのもおもしろいです。

お笑いきっかけで生活の一部になったのはテレビだけでなく、ラジオも。1番長く聞いているのはおぎやはぎとバナナマン、三四郎のラジオでしょうか。

今、テレビはいくつか固定の番組を録画してみるだけなので若手のトレンド等は追えてませんが、お笑いオタクとしてはゴッドタンを見て育ちました。不健全。

なので元テレ東のプロデューサーの佐久間さんのラジオも毎週聞いています。テレ東のサラリーマン時代からニッポン放送で番組を持つ異例さもさることながら、メディアミックスラジオ番組、エンタメラジオ、と称され展開される、業界と視聴者双方の視点を併せ持つ佐久間さんのトークは、話題のエンタメを広く扱っておりとても魅力的なのです。

(もし自分がパーソナリティなら同じ趣旨で番組持ちたいなと秘かに謎の憧れも抱いてる。そしたら「私の信じる世界」?これを聴け!と言えるのに。)

今年の文化祭にはどんな芸人さんが来てくれるのでしょうか。実はロザンが昔から、お笑いに目覚める前から大好きなので、来て欲しいなァと思ったり。無理か……。

🍥いつも心に半チャーハンと、映画

やばい既に書きすぎた!疲労。

映画を積極的に見るようになったのは高校生になってからで、結構遅い。母はとても映画に詳しいけど、私から聞くようになるまで自分の趣味を深く語るようなことは全くしませんでした。

母は、私が小さい頃からジブリやピクサーなどの子どもから楽しめる作品を映画館でよく観せてくれましたが、実を結ぶまで時間がかかって申し訳ないな……などと思う。

今の自分からは、自分でも想像できませんが、特に何にも興味のなかった子供でした。

そして高校生になり、暇な時にふとGyaOのアプリを開いていると、『セッション』(2014)が無料配信されていたのでした。評判を小耳に挟んだことがあったのか不思議と目に止まり、観たのです。

(↑トップガンマーヴェリック観た後、ルースターはマイルズ・テラー…………セッションの人?!と非常に驚いたことが記憶に新しく)

まぁ、これまでの遍歴を踏まえると……おもしろすぎる!!!(感動)、となった訳ですね。

“最近、自分って結構、感動屋なのでは?と思い母に言いました。「今更?」と言われました。”
集めた興味をインプットするまでが遠足。|いつも心に半チャーハン

母に同情。

本作は100分と短くて終盤に怒涛の展開が待ち受けているのですが、ラストは息が止まるほど集中し、スマホにかぶりきで観たことを、昨日の事のように思い起こします。

映画ってこんなに楽しい "経験" なんだ!

エンターテインメント性で最初に魅了された映画は『セッション』、そしてもう一作品、私の映画への恋を確固たるものとしたのが『さらば、わが愛 覇王別姫』(1993)でした。

BSで観たのかな?
レスリーチャン演じる女形、そして、赤、青、黄……と鮮やかに染まる画面の美しさに心奪われたのです。娯楽というより、耽美な世界が閉じ込められた "芸術作品" としての比重が大きい(自分の感覚です。)映画もまた、意識していくようになりました。

映画を好きになってから、初めて好きな俳優と呼べる人ができたり、その中から人間として心から尊敬する人にも出会えたり(ちなみに、初めて好きになった俳優はジョン・ローン)。

他の趣味はサブカル強すぎてネット上でしか似た人に会えませんが、映画の話をできる人は貴重ながら身近にもいるし、映画によって、人との、直接的・間接的な新たな繋がりを多く持てたことを実感します。

これまで嗜んでいたのは国内のコンテンツが多かったので、映画を通して海外の文化歴史をはじめとする様々な知見を得ることが楽しくてたまらない、というのが現在進行形で続いています。もう少しそうなるのが早かったら歴史の成績とか上がったかも。

映画というもの単体を材料に「私の信じる世界」を考えた時、さっきのお笑いの話でのラジオのように、自分もこういうコンテンツを作りたいという謎の同業者なりきり目線でまた妄想してしまいました(自分が映画監督ならウェス・アンダーソンの『グランド・ブタペスト・ホテル』や『フレンチディスパッチ〜』みたいなのが撮りたいなとかすぐ考える)。

他人が作った作品に対して、それを受け取るだけじゃなく作り手や(自分以外の)受け手を意識するのが好きなのだろうか。よく分からないけど、今通っている学科がめっちゃ合ってるなということは分かりました。どうやらやはり、信じる世界=好きな作品!では無い、ということも。

🍥取り上げられなかったトピックの屍を越えていけ!

あ!長すぎる。一応記事とする上で、流石にこれは超えたくないという字数が自分の中にあるため。ここで狂気の分析編は終わります。恐ろしいことにあと2つ、演劇小説を題材に自己分析するトピックも存在したのですが、涙の割愛をいたします。いたしかたなし。

(↓好きな劇団のHPだけ無言で貼る。)



ここまでお付き合いいただきありがとうございました。好きなことを無遠慮に書くと文章が荒れてまずいですね。反省です。難しい。

次週、前回並びに今回の内容を受けて、「私の信じる世界」とは何なのか、自分なりのソースを提示し、答えを出せればと思います。


明日は選挙だ!絶対行こうな!🍥