見出し画像

『じぶん流えほん』のつくりかたをかたる🍀「かぜのように」制作編②

目標の発行時期は10月中、に設定していました。
しかし私は、それまでリアルで絵を描いていたため、iPadで作品を描くことは初めての試みなのでした。
4月に購入したiPadで、描く練習をしながらも、苦手意識が顔を出しては、やっぱりリアルで描こうかなぁと思ったりすることもありました。
結局5~7月は、絵本の構想を進めること、iPadに慣れること、に費やしました。

まずこの絵本用にノートを用意して、この絵本はどんな絵本であってほしいのか、をいろいろ考えて書いてみました。
ほんわかとした、風を感じる絵本。
カノンさんのまりこさんへの思いをのせる。
まりこさんが読んで喜んでくれる絵本。
カノンさんのかわいい日常のしぐさが感じられること。
まりこさんのカノンさんへの愛情が伝わる絵本。
ページをめくると癒される。
元気で暮らしていく、カノンさんの希望を描く。
愛されているカノンさんの安心感。
さらっとスケッチ風なイラスト、温かみを感じる。
いろいろな色を感じられる絵本。

そして最終的に、このようなコンセプトで描いていくことを心掛けました。
穏やかで、ほのぼのとした絵本
飼い主さんとのつながりが感じられる絵本
お互いの「想い」がアルバムになったような絵本

絵本の構想は、まずはこういう流れで書いてみたい、というストーリーを、ラフに4コマ漫画のようにノートに描いてみます。どこのページに何を描くかは、後で変わってもいい、という前提で楽な気持ちで描きます。もし最初の段階で7~8コマ浮かんだらどんどん描き出してみます。
そしてこの部分はもっと伝えたいことが多いのではないか?という感じがしたらもう1ページ増やして、どんな場面を描いたら自分の中でしっくりくるのか、考えてみます。

私は、カノンさん目線からの、まりこさんとの出会いから今の幸せな生活への流れと、まりこさんへの気持ちを想像して、場面を考えました。

実際のiPadでの制作期間は、8月9日~9月10日でしたが、その前に専用ノートへ情報の書き込み、イメージを膨らませてラフを描くこと、そしてそれをミニ絵本にしてみました。

まずノートに、
①こういう流れで描いてみたい、と思うものを、仮のページナンバーを書いて自由にどんどん書き入れていく。(自分の好きなペンや鉛筆などで)

こういう流れで描いてみたい、というものを自由にどんどん描き入れていく。一色でもいい。


②何か気づいたことがあったら、文字でも絵でも書き足していく。(絵本の文は、まだ簡単な説明程度で良い。思いついたら具体的な文章を入れていく。)

何か気づいたことがあったら、描き足していく。



③どうしても描き入れたい
、と思うものをページごとに確定していく。
いらないと判断したものは、うすくバッテンを付けたりして自分が分かるようにしておき、書いた形跡を残しておく。(やっぱりこれを入れよう、と後から思うこともあるので)

入れないものは、うすくバッテンをしたり、分かるようにしておく。

どんな絵本にしたいか、と、①~③が土台になります。


④こうして簡単に描いた絵と文を、ミニ絵本にしてみる。仮のタイトルも付ける。自分で読んでみて、全体のイメージをつかみ、確認する。
(ミニ絵本は作らなくても良いが、やってみるとモチベーションが上がる🤗)

画用紙を折りたたみ、テープで止めて作った実際の半分ほどのサイズのミニ絵本

次の日に、気持ちが変わってページの入れ替えをしたくなったら、かえてみる。
自分がしっくりくる流れになるまで、変更する。
本番を描き進めていって、途中で変えたくなったら、変えていい😊🌸

つづく



この記事が参加している募集

やってみた

はじめての仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?