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【雑記】アメリカでのハロウィン事情

10年も前のことだけど、アメリカ在住中にハロウィンを経験したので、覚えていることを書いておく。近年日本でもハロウィンはとても浸透している印象だけど、だいぶ日本バージョンだなあと思ったので、現地の(自分が体験した限りの)ハロウィン事情を少しご紹介。

ハッピーハロウィン!

子どもたちが仮装して、「トリック・オア・トリート!」と近所を回り、お菓子をもらうのはご存じの通り。このお菓子はキャンディーと呼ばれ、飴だけでなくキットカットのようなチョコレート菓子も含む。ハロウィンのお菓子を配っている家は、お庭や玄関にとても豪華に飾り付けされていることが多かった。夜なので、大人がもちろん同行します。
ちなみに大人は、帰ってきた後、家飲み(ハロウィンは飲み会の口実)。

ジャック・オー・ランタン

大きなオレンジ色のカボチャの、目や口をくりぬいたところに、ろうそくを灯すものは、正式にはジャック・オー・ランタンと呼ばれる。同僚のお子さんが現地の小学校に通っていて、学校で作り方を習っていたらしく、やり方を教えてくれた。このかぼちゃは時期になるとスーパーの店頭に並び始めるけれど、中身は食べない。中をくりぬいたカボチャは水分が多いので、一週間も室温に置いておくとぐちゃぐちゃになるので、早めに片付ける。

かぼちゃのこと

日本ではかぼちゃと言えば、緑の硬い皮で中身が甘くほくほくしたものを思い浮かべると思うが、アメリカでは種類が豊富だったように思う。でも味は全く美味しくなくて、甘くもないし瓜のように水分は多いしで、とてもじゃないが食べられなかった。

それでも「パンプキン・パイ」というスイーツはとても美味しかったので、是非紹介したい。アメリカの料理番組でよく見かけたのは、缶詰めのかぼちゃペーストを、出来合いのパイ生地(あらかじめ焼かれている土台)に流し込んでオーブンで焼くというだけのもの。このかぼちゃペーストには、シナモン、クローブ、ナツメグなどのスパイスと、砂糖がたくさん入っているので、失敗知らず。
スーパーでも、完成済みのパンプキンパイが売られているし、そのへんの飲食店でも予約を受け付けていたり。かなり庶民的な食べ物で、ハロウィンに限らず、11月のサンクスギビング、12月のクリスマスまで売られていた記憶がある。これにはほぼ飾り付けはなく、あってもホイップクリームを添えるくらい。可愛くデコレーションされた日本のケーキやカボチャ料理は、きっと外国人の目にはさすが日本…!と映るに違いない。
パンプキンパイは、もしかしたらコストコに売っているかもしれないので、是非食べてみて下さい。

#ハロウィン #アメリカ  

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