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昔の妖怪53 『見越し入道』

妖怪の本を参考にして

少しアレンジ入れて描いてみた。

良かったら見て下さい。



では

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昔の妖怪53『見越し入道』

夜道や坂道の突き当たりを歩いていると、

僧の姿で突然現れ、

見上げれば見上げるほど大きくなる。

見上げるほど大きいことから、

見上げ入道の名がついた。


そのまま見ていると、

死ぬこともあるが、「見こした」と

言えば消えるらしい。


主に夜道を1人で歩いていると現れることが

多いといわれるが、

四つ辻、石橋、木の上などにも現れるという。

見越し入道に飛び越されると

死ぬ、喉を締め上げられるともいい、

入道を見上げたために後ろに倒れると、

喉笛をかみ殺されるともいう。

見越し入道が現れる前には「わらわら」と

笹を揺らすのような音がするので、

すかさず「見越し入道見抜いた」と

唱えると入道は消えるが、

何も言わずに通り過ぎようとすると


竹が倒れてきて死んでしまうという。

見越し入道に飛び越されると死ぬ、

喉を締め上げられるともいい、

入道を見上げたために後ろに倒れると、

喉笛をかみ殺されるともいう。

岡山県では見越し入道に

出遭った際には頭から足元にかけて

見下ろさなければならず、

逆に足から頭へと見上げると

食い殺されてしまうという。


その他の対処法としては

「見越した」「見抜いた」と唱えるほか、

度胸を据えて煙草を吸っていたら消えたとか

差金で見越し入道の高さを計ろうとしたら

消えたなどの例もある。

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