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お茶と健康 「飲む」から「食べる」へ

お茶の栄養素
茶にはカテキン(ポリフェノールともいう)、カフェイン、テアニン(茶にしか含まれないアミノ酸)、ビタミンC・A・B群・E、ミネラル類などの成分が含まれており、これら成分は健康にとって有用であることが解明されてきました。
これらのお茶の栄養成分は、水に溶ける成分と水に溶けない成分があり、飲むだけでは茶殻に多くの栄養が残ったままです。

水に溶ける成分
カテキン、カフェイン、ビタミンC、ビタミンB2、テアニンなど。
水に溶けない成分
ビタミンA、ビタミンE、食物繊維(不溶性)、クロロフィル、たんぱく質など。

茶成分比率グラフ20109

お茶は食べないともったいない!

お茶を飲むだけでは約30%の栄養素しか摂取出来ず、残りの70%は茶殻に残ったままです。
また、水溶性の成分でも一般的なお茶の淹れ方だと、すべての栄養が溶けだすのは難しく、まだまだ茶殻に残っています。
茶を代表する成分で、抗酸化、抗菌、抗ウィルス等の作用が期待されるカテキンやアミノ酸の一種のテアニンなどもその一つ。
自然の恵みであるお茶を、茶農家の方々がたゆまぬ努力で育てた茶葉を余すことなく食べる。ぜひ皆様も実践してみてはかがでしょうか。

野菜350g≒緑茶10g

緑茶10gを食べることで1日の野菜摂取目標350gに近い栄養素を摂取できます。つまり、野菜の1/35の量ということになります。
普段の生活の下で、お料理に振りかける、おにぎりに混ぜる、お茶漬けに使用する、ヨーグルトに混ぜる、など使用方法は自由自在。
食卓の調味料入れに「食べるお茶」を入れ、常に置いておくことで、手に取りやすく、ちょっとずつでも緑茶を食べることにより、豊富な栄養を自然に摂ることができます。

野菜350gと茶葉10g

緑茶と野菜主な成分比較図

お茶を飲むと食べるでは摂取できる成分量がこんなにも違う!

飲む食べる比較表

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お茶と健康にまつわる歴史ばなし

①中国では、伝説の皇帝「神農」が様々な植物を実験的に口にして、その薬効を明らかにしたと伝えられています。その「神農」が毒消しに使ったのが「茶」とされています。
②鎌倉幕府の将軍・源実朝が、前夜の酒のため「いささか御病悩」だったときに、宋より茶を日本に持ち帰った栄西が良薬だといって茶をすすめ、茶書「喫茶養生記」を献上したという通説があります。
③昭和20年頃、国鉄(現JR)の深夜機関車乗務員の疲労回復剤として、緑茶を主原料とする「敢闘錠」という商品を当社が作りました。

「食べるお茶」に適したお茶

お茶を粗めに粉砕して、振りかけたり、生地に練りこむなど、食材として食べやすくしたお茶を下記のリンクでご紹介します。
お茶を日常的に食べる、健康習慣はじめましょう!
食べるお茶のラインナップはこちら↓


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