見出し画像

さあ、やってまいりました!毎年恒例、内視鏡祭りです!
今年はどんなキノコポリープが見つかるのか、乞うご期待!
トップ画像はツツジの中央分離帯。病院の近くにあって結構長いです。

前夜祭

食べ物の準備

私を助けしものたち

2日前ぐらいから消化の良いものを食べていますが、検査前日は病院の指示で検査食か下記のもののみ。検査食は買ったことがありません。

・バターなど何も塗っていない食パン
・素うどん(ネギなどの薬味は食べない)
・白米・お粥・塩むすびなど
・刺身・白身魚・卵(油は使わない)
・味噌汁(汁のみ)
・具の入っていない透明なスープ

病院で貰った注意書きより

鉄入りドリンクは前日以前用、ヤクルトは当日以降用です。
小腸カプセル内視鏡のため、服用している鉄剤は5日前から休薬です。
(鉄が酸化して黒っぽく映るので、病変と間違えないようにするため)
少しでも鉄を補給するべく、気休めにドリンクを飲んでみました。

鱈の煮付け、味玉(ネギは香りづけのみ)、鯛の昆布締め

昨年、ホウボウを昆布締めにしたら美味しかったので、今年は鯛の昆布締めにしました。すぐ食べる用の刺身バージョンと、翌日(検査前日)に食べる用の柵バージョンが冷蔵庫でスタンバイ。

鯛昆布締め(刺身バージョン)、味玉(味見)
新玉ねぎ味噌汁、白ごはん

昆布締めから外した昆布は、さっと洗って味噌汁の出汁に加えます。
明日からは具なしですので、少しでも出汁を濃く……。

前日の食事

あまり変わり映えしない3食ですが、ショボさをお楽しみ下さい。

《朝》
素トースト、鯛昆布締め(柵バージョン)、味玉
具なし味噌汁、紅茶(セイロン)
《昼》
鱈煮つけ(皮は残します)、味玉、具なし味噌汁
白ごはん、烏龍茶(台湾 名間四季春)
《夜》~20:00
鯛昆布締め、味玉、具なし味噌汁、白ごはん、ほうじ茶(群馬)

21:00に指示通り、下剤を飲んで完了です。

本祭

腸管洗浄

多分、一番辛いのはココですよね。

水で溶かす前

1.8ℓの洗浄剤を2時間で飲みます。コップ1杯を10~15分かけてちびちびと。
スポーツドリンクのような味なのですが、これが甘くて辛い……。
何か追加の粉末がついていて、半分飲んだら味変できるなどというオプションがあると良いのですが。どなたか開発を!

意外と時計が大事

4時間かかります、と書いてある通り、本当に4時間で落ち着きます。
途中で喘息発作が出てしまいましたが、これは恐らく天気のせいでしょう。
空腹と気圧で片頭痛も出ています。これも例年のことです。

下部内視鏡(大腸)

呼びに来たのは、珍しく男性の看護師さんでした。
「両方からすみません」と、右腕に先生が血管確保、左腕に看護師さんが血圧計を巻いたり胸に電極を貼ったりで、ちょっと面白かったです。

血管確保したところから、腸の動きを抑える薬が入ります。
看「ちょっとドキドキするかもしれません」
Dr.「お薬(鎮静剤)入れますね~」
あ、ホントだ。ドキドキしているかも……と思っているうちに寝ていたようです。

ぱち。起きた。ん?まだやってる?看護師さんが女性になっています。
「……痛いです」
Dr.「もう少しで終わりますので」
う~……。確かに少ししてキュポンと抜けましたが……。
Dr.「はい、お疲れさまでしたー」
いや、完全に起きてますよ、私。

起き上がって靴を履き、向きを替えます。

上部内視鏡(胃)

看護師さんに、大腸内視鏡はどうだったか聞かれました。
「痛かったです」
「痛い時は痛いと言って下さいねぇ」
「言いましたよ!?」(ややキレ気味)
「胃の時はもう少しお薬増やしますねー」と先生。

もともと、大腸は”少なく長く”、胃は”短くドバッと”鎮静剤を使うのだと昨年聞きました。ともあれ、マスクを外してマウスピースを着けて開始です。

ぱち。起きた。今度は終わっている模様。
目の前にオレンジ色が見えました。外したマウスピースだと気づきました。

「起きましたね。では、カプセルを飲みましょうか」
「?リカバリーベッドで休まなくて良いのですか?」
(通常、ぼんやりしたまま車椅子に乗せられて、リカバリーベッドでしばらく寝ます)
「大丈夫です、安静時間は過ぎましたので」
つまり、内視鏡室のベッドでそのまま寝ていた、と。それは……車椅子にも移せないほど寝ていて、そのまま寝かしとけ!ということだったのでしょうか。

大腸、胃とも特に問題なしとのことでした。私は「何かあったら取って検査」ということになっているので、毎年胃の組織は取られていたのですが、どうせ胃底腺ポリープだから良しとなったのか、今年は生検もなし。

小腸カプセル内視鏡

装着後では着替えが大変ですので、先に着替えました。更衣室に向かう足取りはヨレヨレです。

カプセルと受信機を通信させて、紐づけてから水で飲みます。大きめのサプリメントぐらいのサイズです。ここから2時間は水分を摂れないので、カプセルと一緒に渡されたお水はついゴクゴクと飲み干してしまいますねぇ。

腹ベルトと受信機

今までは、受信機の電池が切れるまで外してはいけなかったのですが、今年は「8時間後に外して、その後入浴して良し」に変わっていました!
これは嬉しいです。8時間もあれば小腸の撮影は終わるということなのでしょう。その後の大腸は内視鏡で直接見ているわけですから。

電池が切れるのは明け方、これらを着けたまま寝ると気になって熟睡できないのですよ(と言いつつ、起きた時に体の下敷きになっていたり)。

最後に採血して帰宅しました。腫瘍マーカーなどの検査です。
飲水はカプセルを飲んでから2時間後、食事は4時間後ですので、無駄な体力を使わないようにして過ごします。大抵、昼寝してごまかします。

後夜祭

回収、返却

翌日に小腸カプセル内視鏡のセンサーと受信機を病院に返却します。カプセルが回収できたら一緒に返します(医療廃棄物だそうです)。

こんなサイズ
今年もまだ光っていました

「見かけたけれど回収できずに流れてしまったー!」の場合はそれでも良いと初回に言われました。見かけもせずにどこにいるのかわからないのが問題で、2週間経ってもわからないときはX線で確認します。

これが体内にある間は飛行機に乗れませんし、MRIもダメです。
私は翌日出てくる前提で数日後にMRIの予約を入れるのが常ですので、回収するのは(せめて確認)大事なのです。光りながら出てくると楽~(笑)

回復

腸管洗浄剤で善玉菌も流されてしまうのか、毎年お腹の回復に時間がかかります。そのため、GWのはじめに検査を受け、あとは回復に充てています。
今年は、強力な助っ人登場です!(多分)

腸炎の時にお世話になりました

乳酸菌ではなく、宮入菌(酪酸菌)です。よろしくお願いします。


内視鏡祭り2021の賑わいはこちら。

そもそもこの検査をする理由はこちら。

#健康 #検査 #PJS #ポイツジェガース症候群 #内視鏡 #大腸 #胃 #大腸カメラ #胃カメラ #小腸カプセル内視鏡 #GW恒例 #毎日note #日記 #エッセイ #スキしてみて

この記事が参加している募集

スキしてみて

スキ、コメント、シェアも大歓迎! いただいたサポートは、カウンセリングルームを開く際の資金にします!