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なんとかハラスメントはもう飽き飽き。セクハラもパワハラも深刻なのに、何でもハラスメントをつけてエンタメ化する風潮が怖いです。

で、今度は、文末の「。」が怒っているように感じるですと?句読点ってご存じかしら?二文以上、書いたことはないのかな……。

先日、ハラスメントの講習を受けました。講師は弁護士で、判例も交えての最新情報を教わりました。ハラスメントは本来重いものなのに、安易に使われて軽くなっているとお嘆きでした。

セクハラは割と定義がわかりやすいですが、パワハラ等の認定は難しく、大半の人がそれをハラスメントと思うか、だそうです。

マルハラなんて一部のメディアが騒いでいるだけでしょうが、実際に社会人がこのような申し立てをしたらどうでしょうか。自分独自の ”常識” で職場の人たちの手を煩わせて、言った方がハラスメント認定されそうですね。

「上司がスタンプを送ってくれない~」もそうです。聞いた時は目が丸くなってしまいました。使う人もいれば、使わない人もいるものでしょう。それを強要するって……。

ハラスメントと言われるのではないか、と恐れる人が増えています。業務上の指導すら、ハラスメントと言われかねないからです。

そういえば「これは業務上の注意・指導」「これはハラスメント」と実例を挙げた研修をしたら、ハラスメントの申し立てが減ったという企業の例がありましたね。

ブラック企業もそうです。黒くないのにブラックと言っている例もあります。帰りが遅い、ブラック企業だ!と言うので聞いたところ、19時か20時には帰宅しているという……。

私がいたブラック企業は、ミスすると吊るし上げに遭うし、妙な連帯責任を取らされるし、人事の部長が「お前ら、深夜残業なんてつけるんじゃねーぞ」と言っていましたよ。深夜残業なんて「するんじゃねーぞ」ではなく「(するのは勝手だけど)つけるんじゃねーぞ」です。20時、21時にまだ皆がいるところ、「すいません、今日はちょっとお先に」とペコペコ帰るんですよ。社長なんて「24時間、仕事のことを考えろ」です。それアナタの仕事でしょう!

なんとかハラスメント、ブラックなんとか、言葉が独り歩きしているようです。

"メール1.5往復問題" は、コミュニケーションをブツッと終わらせた人に声がかかる可能性は低くなりますので、まあ自らチャンスを逃しましたね、ということで。

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