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以前ラジオで、脳科学者の黒川伊保子さんが、50代の友人を持ちなさいとおっしゃっていました。曰く、50代ぐらいになるともう直せないものは直っていないので、脳が成熟した50代と、どうしようもない50代とハッキリ分かれるから、と、そんな趣旨でした。もちろん、友人にするには前者です。

それを聞いて「確かに」と思いました。
それまで、職場でお世話になった方だからとずっと何かしらのお付き合いをしてきた人が、なんだか苦しいな、重いなと感じてちょっと遠ざかったのは、その方々が50代になった頃だったと思うのです。

逆に、「え?〇〇さん、定年再雇用!?ウソでしょ、今が50代かと!」
と思うような方は、見た目が若々しくて行動的、という外から見える部分ではなく、分け隔てなく一人の大人として扱ってくれるところ、他者に対する心配り、ユーモアがあってチャーミングなところ……内なる魅力が大きいのだと気づきました。

なぜこの話を思い出したのかというと、最近辞めた派遣社員が50代だからだと思います。もちろん年齢だけではく個人の資質によるところも大きいでしょうが、どうも50代は”爆弾みたいな人”と、”酸いも甘いも噛み分けた大人”とで差が激しいというのが、長年人事を担当しての感想です。

派遣元の営業担当が若いので、きちんと言えないのかもしれません。
「派遣先の都合で辞めてもらうには、残りの契約期間は休業補償を6割お支払い頂く必要があります」
と派遣元から言われた同僚(←派遣の制度をよく知らない)は
「そんなお金は上司の承認が下りないので、なんとか我慢して……」
と言ってきましたが、それは派遣社員・派遣元の側からしか見ていないのですよね。

一方で会社間の契約がありますから、一定レベルのスキルを満たした人を派遣する、という契約が履行されていないのです。このようなことは予想されましたので、予め派遣元の営業を呼んで伝えてありました。

「開始から9営業日で、出勤3日、遅刻2回、休み6日です。休んだ事情は仕方ないですが、遅刻は防げました。こちらとしては、月初の忙しい時に結局私がやるしかなくなってしまったので、別に〇〇さんでなくても良く、きちんと勤務できる方を派遣して頂きたいのです。勤務態度不良については先日お越し頂いてお話した通りです。休業補償云々をおっしゃるなら、勤怠不良、勤務態度不良を貴社の方で再教育した上で派遣して下さい」

と伝えたところ
「今回は個人都合の退職ですので、なんとか早められるようにします」
とのことでした。つまり、再教育はしない、と。

初日から就業環境に文句ばかり言っていましたし(別に劣悪ではなく私たちが働いてきた職場なのですが……)教える前に勝手に進めた挙句に間違っていたり、それを言い訳したりでしたので、今まで指摘されても受け入れなかったのだろうと想像します。

過去に派遣先苦情処理責任者だった時、この手の人(やはり50代)に逆恨みされたことがあります。雇用関係もよくわかっていなかったようです。その人をもう派遣しないと決めたのは派遣元なのですけれど。
今回は何事も起こりませんように……。

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