◆筋トレ女子

“筋トレは、若い男性がするもの”
という先入観はありませんか。

筋トレは、健康のコスパが滅茶苦茶にいいのです。
わずか5分で効果が出ます。しかもタダです。
食事の改善、ウォーキングなどは、5分というわけにはいかないでしょう。

今までやってこなかった人ほど効果が出ます。
筋肉は、年齢に関係なく、刺激を与えれば必ず応えてくれます。

筋トレは、筋骨隆々の若い男性だけがするものではありません。
貧弱な私や女性、高齢者など、
一番縁がないと思っている人が正客なのです。
“筋トレ女子”という言葉があるように、筋トレは、女性の間で、ひそかにブームになっているのです。

◆体重が増えてないから大丈夫って、本当？

私達は体重を健康管理の目安にします。
10年間、体重に変化がないから大丈夫と思いがちですが、
それは本当でしょうか。

運動しなければ年に1％ずつ筋肉が減り続けると言われています。
10年間体重が変わらないのは、
10％の筋肉が脂肪に置き換わったのかもしれません。

一見太っていなくても、筋肉が少なく、脂肪の割合が多いことを「隠れ肥満」と言います。
女性の方が「隠れ肥満」が多いと言われます。
デスクワークで、運動の機会が少ない人は要注意です。

◆仕事の合間に筋トレ

デスクワークでも、心がけ一つで筋トレをすることができます。
仕事の合間にできる筋トレを2つ紹介します。
人体最大の筋肉である、太ももを鍛える筋トレです。

〔やり方1〕
手で膝を押さえながら、膝を力強く上げるようにします。
最大パワーの8割の力で行いましょう。
息を吐きながら、5秒×10回が目標です。
膝を上げるときに使う、腰の筋肉や太もも前の筋肉の筋トレです。

〔やり方2〕
足を蹴り出すときに、太もも前の筋肉を使います。
右足で左足を押さえながら、左足を蹴り出そうとします。
左の太もも前の筋肉が鍛えられると同時に、右の太ももの裏の筋トレにもなります。
最大パワーの8割の力で行いましょう。
息を吐きながら、5秒×10回が目標です。

これらはあくまで「仕事の合間」にする筋トレです。
「仕事中」にする筋トレではありませんので、あしからず。

参考文献
1）森　俊憲：『大人女子のための続く筋トレ』,学研プラス,2017