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2021年度のハナラボを考える

■2021年度組織が大きく変えます!
かれこれ10年以上続くハナラボ。最初は代表の角の想いからスタートし、少しずつですが組織も大きく、出来ることも増えてきました。2020年度にはこれまでの活動の集大成ともいえる論文を角が書き上げ、デザインする力についての提言をしています。

実践知たまり、組織としても様々な活動がひろがり、それと同時に社会も少しずつですが変わってきています。それでもまだまだハナラボのやっていくことは沢山ある。そんな討議をする中で、ハナラボ自体の組織を大きく変えてみようというアイデアが浮かんできました。なんと、今年度から3人の共同代表と想いあるスタッフでハナラボの活動をすすめていきます。

■3人の想い
2020年度の活動を振り返りながら、3人の想い共有し、どんな方向で活動をしていくのかをつくりあげていきました。ハナラボにかける情熱はみな一様にアツいのですが、置かれている環境は本当に違う3人。

世の中は社会に出ている女性とひとくくりにしがちですが、日常で時間を割いているものや、向き合わないといけないものは本当にひとそれぞれ。ジェンダー的にかくと、これまでのいわゆるサラリーマンの男性というような像が極めて特殊なんじゃないかなと思います。月曜から金曜までの朝から晩までを仕事にだけ没頭するというような時間の使いかたをステレオタイプにしていたというのがなんとも不思議です。

なので、わたしたち3人はそんなステレオタイプに決してあてはめられない生活をしている中で、ハナラボに関わっています。仕事もだし、育児や介護など家族のこと、パートナーとの関係、趣味やキャリアのための勉強、そしてハナラボ。なんで忙しいのにそんなことしているの?と聞かれることもしばしばですが、置かれている環境はさておき、ハナラボを大事にしたいのだと思います。ピュアにそれだけ。だから出来ないこともある。でもそれを乗り越えていくための3人でありたいと思います。

そしてそんな想いを具体的にしていくとこれから数年かけてもっと新陳代謝する組織にしていきたい!という想いがでてきました。クリエイティブ能力とリーダーシップを育むことをミッションとしているハナラボ、文化という根深いものがあるのでジェンダーギャップの解消には、もう少し時間がかかるのも現実なのかなと思っております。

そんな中でハナラボと関わってくれた学生がわたしたちと一緒になってどんどん変えていってほしいという想いがあります。もちろんいろんな方面でリーダーシップをもって活躍してほしいと願っていますが、その片隅であのもやもやしたり、挑戦してみたくてハナラボのドアをノックしてくれた時の気分を思い出して、次の世代にバトンをわたす存在にみんながなってくれたらなと思います。なのでわたしたちのミッションがクリアされたあかつきには数年後わたしたち自身が代表から新しいステージに飛び立ちます。

■今年度にむけて
組織については、ハナジョブやクリエイティブプロジェクトなどの学生が活動する場所づくりと、ハナラボコミュニティの活性化という大きく2つの柱でやっていきます。

今年もたくさんのご縁をいただいて、自治体や企業の方とも協力しながら社会課題の解決にむかって進んでまいります。自治体の中にいる女性自身のエンパワメントを考えたり、ハナラボど真ん中の女の子たちがもっと自信をもって社会にでていけるようなプログラム、憧れの先輩との対話を通してキャリアを考えるプログラムなどを計画中です。

そして、もっとたくさんの学生に知ってらもえるように、ハナラボ自身を伝える活動を充実させていこうと思います。今ハナラボが、そして女性が直面しているジェンダーの問題、特に日本の問題は、たくさんの女性が一斉に行動していくことが不可欠。わたしたちハナラボ自身の課題もたくさんありますが、そこも含めてみなさんたちもがんばっていきたいと思います。今年もハナラボをどうぞよろしくお願いいたします!



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