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5月の桜

卒業でも
入学でも
新社会人でも。

3月4月の描写で咲く桜を見て、
不思議な気持ちになっていた。

だってここでは
5月に咲くから。

と。

札幌出身の子がそういうのを聞いて、
「そっかー!そうだよねぇ!」
と妙に大きな声で云ってしまった。

サクラサク、を、
合格の言葉にした人は
本州出身の人なんだな、多分。

北海道の人も
沖縄の人も
四国の人も
思いつかないだろうし。

みたいなことを思ってから、
『季節の体感が違う人がいる』
ということを、
初めてちゃんとわかったような気がした。

桜が5月に咲いたら、
わたしは
すごく不思議に感じてしまうと思う。

あれ?
新緑としての桜は?って。

身体に染み付いてる季節って、
どのくらいで変化するんだろう。

やっぱり
芯の部分には残っているんだろうか。

関東圏から出て暮らしたことがないので、
いまはまったくわからないが。

旧い友達と15年以上
手紙をやり取りしている。

ものすごく遠くに住んでいるわけじゃない。

手紙を書くのがお互いにとても好きなのだ。

季節に合わせて
便箋の柄を選んだり、
その時心の中を占めているものを
テーマにして選んだりする。

その友達に
「また手紙を書く」と言って、
大分時間が経ってしまった。

この間、連絡を取った時には
「桜が散る前に手紙を書きます。」
と伝えたのに。

それに合わせて
桜の便箋と封筒も用意していて、
書き始めには、
たしかに桜が咲いていた。

しかし。
いまはもう葉桜という。。。

そんな時に、
先に書いた話を聞いたわけで。

『5月の桜』が持つ不思議な魅力のことも
伝えられると思って、
そのまま
桜の便箋で書き上げて送ることにした。

まぁ

何もかも
遅いことに対する
言い訳なんだけども。。。

この感覚伝わったかなぁ。


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しろくまʕ ・ω・ )はなまめとわし(*´ω`*)ヨシコンヌがお伝えしたい「かわいい」「おいしい」「たのしい」「愛しい」「すごい」ものについて、書いています。読んでくださってありがとうございます!