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花女舞にとっての「お化粧」

舞踊の表現力を高めるために、お化粧をすることは
とても 効果的です。

お化粧は舞踊の世界観を表現する手段の一つなのですね。

例えば、お化粧によって舞踊のテーマやキャラクターを
表現することができますし また、見た目だけでなく

踊り手の表現を助けるための技術やアイデアにも
なります。

日本の歴史を振り返ると、古事記及び日本書紀の記述や
古墳時代の埴輪の顔色彩から 赤色顔料を顔に塗る風習が
あったそうです。

赤は魔除けの色ですから 呪術的な意味合いが
濃かったのではないでしょうか。

化粧が進化し 美意識に基づいた化粧品が
登場するようになったのは、6世紀後半からで

大陸や半島からの文化の輸入と同時に
紅や白粉などの化粧品を知るようになった頃です。

花女舞では「天つ乙女」が舞う姿を表現していますが
その際 唐時代の仙女をイメージした衣装を着ることが
多いので お化粧も 白い肌に ほんのり薄紅色を
目元や口元にさすシンプルなスタイルを採用しています。

お化粧をするにあたって
なによりも大切にしていることは・・ 

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