舞踊

ダミアン・マニヴェル監督『イサドラの子どもたち』:コンテンポラリーダンスの神髄を、身体が踊り出す過程を通して現出させた映画

コンテンポラリーダンサーとして活躍したフランスのダミアン・マニヴェル監督の映画『イサドラの子どもたち』は、「モダンダンスの祖」といわれるイサドラ・ダンカンの作品「母」を踊る4人の女性たちを、ノンフィクションとフィクションの狭間で捉えた作品。

ロカルノ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞

本作は、2019年、第72回ロカルノ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞。山形国際ドキュメンタリー映画祭2019「二重の

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舞踊家が能楽師に聞く能の本質:能とはあらゆる人を癒すもの

バリアージ舞踊団創設15周年記念公演「道」(2019年10月12-13日@さいたま芸術劇場→台風のため延期)の開催に向けて、バリアージ主宰の舞踊家Chie NoriedaとChieが師事する能楽師で観世流(梅若)シテ方の井上和幸氏が能について語り合いました。(企画・文章 山崎繭加)

削ぎ落とした先にある能

Chie Norieda:3歳から20代まではずっと西洋の舞踊(洋舞)を踊っていました。

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森下スタンド新作ダンス公演「ベートーヴェン交響曲第9番全楽章を踊る」のレビュー

日本で長年活躍している振付家・ダンサーの森下真樹氏が主宰し、2016年から活動を始めた、平均年齢25歳の若手ダンサーのカンパニー「森下スタジオ」の新作公演。題して、「ベートーヴェン交響曲第9番全楽章を踊る」。鑑賞した印象を紹介します。

会場は横浜市のスタジオ

会場は、劇場ではなく、神奈川県立青少年センターのスタジオHIKARI。JR桜木町駅を挟んで、みなとみらい地区のランドマークタワーがあるエ

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医師と舞踊家が語る道、人の身体と心、死、西洋と東洋、アートと芸能、そしてこれからの世界(前編)

バリアージ舞踊団創設15周年記念公演「道」(2019年10月12-13日@さいたま芸術劇場)の開催に向けて、バリアージ主宰の舞踊家Chie Noriedaと東大病院医師の稲葉俊郎氏が「道」について、人の身体と心について、死について、アートと芸能について、そしてこれからの世界について語り合いました。(企画・文章 山崎繭加)

西洋的価値観に対峙する「道」

稲葉俊郎氏:10月のバリアージ舞踊団15周

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遠藤一郎 個展「吉祥寺に潜伏しているというカッパ師匠の部屋」

遠藤一郎の個展。これまで「未来美術家」として全国のさまざまな現場で活躍してきた遠藤の、ある種のターニングポイントとなる重要な個展だった。

展示されたのは、積み上げられた大量のスピーカーとアンプなどを背に、ちゃぶ台の前で佇む遠藤自身。ただし、その姿は、顔面はもちろん手足の先までを緑色に塗りあげ、甲羅を背負ったもの。カッパ師匠が来場者にお茶を振る舞うパフォーマンス作品である。とはいえ、カッパ師匠は

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☆全三回・無料企画☆【クラシコエスパニョールを踊るための基礎知識】 はじめに

クラシコエスパニョールとよく呼称されるバイレ・クラシコ・エスパニョールbaile clásico españolを踊るための基礎を

ファリャ:歌劇「はかなき人生」-第2幕 スペイン舞曲 第1番を練習曲として扱いポジションの説明や各単語についての解説を奥濱春彦が動画メインで解説しております。

バイレ・クラシコ・エスパニョールの為の基礎と銘打っておりますが

”洋舞における重要な基礎”

が学べま

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新潟市りゅーとぴあ「ノイズム」の進退に見る、文化行政の未来

「ノイズム」の危機

人口80万人の政令都市・新潟市には、市立にもかかわらず「劇場」と呼ぶにふさわしい立派な公共ホールがあります。市の指定管理を受ける公益財団法人が5つの文化施設を管轄していて、予算規模は自主事業・文化事業を合わせると10数億と、片田舎の公共ホール職員にとっては垂涎ものの潤沢な資金源に支えられています。

もちろん、その資金は市からの指定管理費だけでなく、さまざまな助成金や寄付金で

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小さかった私へ⑯ 小学生編

小学1年生の頃から、弟と一緒に習い事をしていました。

私は、自発的に「あたし、この習い事やりたい!」と言った覚えがない。

母から

「はい か Yesのどちらか選びなさ~い」

・・・だった気がする。

拒否権はなく、あまり気乗りせずに始めたって感じだ。

毎週日曜日は、朝9:00~11:00まで書道教室に通っていた。

日曜朝は、見たいアニメがあるからギリギリまで見て、いつも遅刻しそうだった

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私、ウルトラハッピー☆
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【戸惑いと舞い(7)】

予選が開始する。予選からピックアップされた十六名がさらに優勝をかけて戦う。優勝すれば日本代表を決定する本戦に出場でき、それに優勝すれば今度はアジア大会、そして世界大会へとコマを進める。

 私は予選をあがり、そして一回戦目で、元日本代表のダンサーとあたり、ベスト16で敗退した。呆気ないほどの展開に、思考がついていかない。現実はただ過ぎ去る笹船のようだ。

 二回戦がはじまるまで、ほかのダンサーたち

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わーい!!!
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