見出し画像

ドイツです。カーニバルです。

2020年中止、2021年限定で開催、そして2022年。
11月11日11時11分に始まるカーニバル。その少し前に、軍服のような服装の音楽隊(楽器なしでただ行進する団も多い)が、次々にパレードでメイン会場の市庁舎広場へと向かいます。



「行進」という感じではなく、まぁ自由ですw
ちなみにこの通りは両側がビアレストランなので、飲みながら見物する人多し(※午前中)。

楽器を演奏しながら歩かなくても、楽隊が後方支援でぶんちゃぶんちゃかやってくれているので、周囲は十分賑やか。

仮装するのは、なにもパレードする人たちだけではない。外で見物する人々もめいめいに仮装してます。

こちらはピエロの衣装。

ピエロの衣装が多いのは、カーニバルが始まった中世に行われていた、道化師のお祭りというものに由来があるそう。とはいえ、そのお祭り自体はピエロの衣装を着て行うものではなかったそうだけど😅

パレードの軍隊の衣装のほうは、19世紀のナポレオン軍がドイツに侵攻してきた当時、派手派手しい軍服を着た市民が行進して抵抗を示した、ということに由来しているそう。


さて、ドイツのカーニバルは地方によってそれぞれ歴史も仮装の様子も違うし、掛け声だって様々。
ちなみにこの町では、ホッペディッツというカーニバルの精霊がマスタードの壺から眼を覚ます、それが5つ目の季節と言われているこのシーズン・イベント始まりの合図。
「祭りの精霊がいるとか、どんだけお祭り好きな町やねん!」
「マスタードの壺から出てくるとか、地元アピールすご!」
(ドイツ最大のマスタード会社Löwensenfがあり、この町のお店にはゴッホも好きで絵にも登場したABBというブランドの陶器のマスタードがある)
とか、まぁそういうツッコミはおいといて。 ←でも書く(笑)

件の、ホッペディッツの像。
建物の壁にも描かれるぐらい。
「カーニバルの家」だって。

話は戻って11月11日。
11時11分をフライングするかのように、いや、してるけど、この広場に集まった人たちは既にビールをはじめとし、飲んで、談笑して、イベント開始を待つ。

ヨハン ヴィルヘルム2世の騎馬像。17世紀の選帝侯で住民に人気だったそうです。
左奥にステージが見える。
おぉこれは楽しそうな衣装だ。

ステージでは、演奏が。手前は先ほどパレードをしてこの広場へ向かった団体さん。

左に報道陣とカメラ。ここからスピーチも。

広場にはビールのスタンドが。この町といえばアルトビール、その他リキュールやコーラも。コーラ好きなドイツ人が多いし、アルトビールと色も似ているので、誰がどれを飲んでるか最早わからない。
が、私はまぁまぁ駆け付け2杯ぐらいはアルトビールをいただこう。

撮影直前に何度目かの登場、このプラスチック容器の山よ…
こうやってトレイにてんこ盛り。
ダンディなおじさま、カメラ目線をありがとう😍
泡多いけど、まぁ許すw


帰り道。先ほどパレードしていた通りでは、お昼時でもあり、人々が飲みながら食事…えっと、まずは飲んでます。テーブル下にはおそらくパレードの時に持参で飲んでいたビンがw

リアル・マリオ&ルイージがフツーに似合う。
いやピエロ模様のスーツとか凄すぎるやろ。
(ピエロらしく(?)風船作って配ってました)

マスコミの撮影はここでも。
(この前に人がいます。緑の風船人形を背負ってる感じ)

と、こんなふうに始まったこの町カーニバル。他の地方では「アラァーフ!」「ナリ‐ナロ!」などの掛け声があり、この町は「ヘラゥ!」でございます。

(了)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?