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5. 知らないということは、なんてしあわせなのかしら。クラウドファンディングって何かしら???



こんにちわ。
あなたは、どうして今のあなたになったの?
よくそう聞かれます。そんなきっかけから、このnoteを書き始めました。

2011年に、都内はずれで1人で雑貨カフェを細々とひっそりとオープンしたsaki&pekoと申します。
名前はわたしの中の2人、ふたつですが1人です。

そんなわたしの店や自分のまわりの出来事を綴ってまいります。少しあやしくふしぎな世界も入りますが、よろしくです。


  
2017年春3月


 
脳内の奴が銀座で初個展をやりたいと言った。
銀座で個展なんか、もちろんやれるはずがない。

(赤字の覚悟でいーじゃん)
奴は引かない。

だけど赤字、、、?!
うーん、、、。

(他じゃだめなの!
赤字でもいい、とにかく銀座のあのギャラリーでやるのっ!)

個展にかかる時間、製作から準備から、告知から、金額がどれほどできるか?

それに見合う作品も商品もないし。
作る期間も最低半年から1年は必要。

じゃ来年。
(いやいやいやいや、今年じゃなきゃだめよ)

エェー??

脳内会議だからどーでもいいんだけど、そんなバトルが始終繰り広げられていた。
 

赤字でもやる意味あるのかな。
奴がこんなに言うんだから。
今までもずっとこんなふうだったけど、結果やれて来たんだからね。

よし!
銀座のあのギャラリーでやるんだ!
妥協しない。
後悔したくないし、まあいっかーは、いや!

でもさー、無理じゃね?
いや、出来る、きっと。
もうさ、赤字でもいいからやろう!
後悔はしたくないでしょ!

うん、やろう!


やっと脳内会議の答えが出た。
意見がまとまった。
わたしは来てくれるお客に、この話をしていました。自分を納得させるため?釘を指すため?
また、共感をえたかったのかもしれない。

そうしたとある日、たまたま来てくれたお客様のHさんにも、わたしはその話をサラリと打ち明けました。
「銀座で個展をしたいんですよね、赤字覚悟でいいから」

彼女はバリバリの経営者で行動力もあって、すごく尊敬しているお客様だったし、何よりわたしの作品のファンでいてくれる方だったから、話したくなったのですね。

すると彼女は言いました。
「クラウドファンディングしたらいいよ」

クラウドファンディング?
 なんだ?
たしか不特定多数に応援してもらうシステムだっけ?!

ほかにはなんて言ってくれたのか忘れたけど、そのクラウドファンディングの言葉だけが耳に入りました。

なんとなく聞いたことはあるけど、仕組みはよく分かっていませんでした。
当時はまだ、メジャーなシステムじゃなかったと思います。そういう会社も2社くらいしかなかったのではないかな?

「クラウドファンディングで夢を叶えるなんて、sakiさんに、すごく合ってると思うよ」
彼女は言いました。

わたしに、合ってるのかあー!
へえー❤️
なんだか嬉しいー。
 クラウドファンディングか、いいかもー。
内容も知らず、受け入れるわたし。

わたしは、素直に尊敬する彼女の言葉を最大限の褒め言葉として受け入れて、お気楽に喜びました。

そうよ、このおバカ加減も、たまには必要。
いやいつも。

でも、案外いいもん生むのよ。
たとえ茨の道でも。
 
 
うわぁ〜
 

てな感じでまだ続く。
ではまたね。


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