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さまざまな二極化

こんにちは。はなぶさりあむです。

お散歩がてら家電量販店でスマホを見てきました。

量販店だと各メーカーの販売員さんがいて、プランや端末について相談に乗ってくれます。

わたしは端末の購入やプラン契約はオンラインで行うので店頭では契約するつもりはありませんでした。

なぜ店舗に出向いたかというと、購入を検討している端末の重さや大きさなど、リアルな使用感が知りたかったためです。

案の定、端末を眺めていると販売員さんから声がかかります。

「何か検討中ですか?」

そこで、オンラインで契約予定で端末の使用感を確認しに来たことを伝えました。

販売員さんは笑顔で応答してくださり、何か困ったらまた声をかけてくださいねと、去っていきました。

すると、今度はおじいちゃんが来店。
「メールの通知が来なくなっちゃったんだけど、どうにかならない?」と。
販売員さんは真摯に対応されていました。

最近よく感じるのは、世の中のサービスが二極化しているということ。

・実店舗がある
・丁寧に対応してくれるスタッフさんがいる
・とりあえず丸投げできて全部やってくれる
・代わりに金額がかかる

・実店舗はなく、基本オンライン
・電話やチャットでサポートはあるものの、手厚くはない
・自分で詳しく調べて考えないといけない
・無駄な追加料金を省けて費用が抑えられる

自分で調べて考えることをすれば安くなる。
調べるのが難しい場合は、お金を払う。

お金を払ったらなんでも解決。
お金がなければ、自分でどうにかするしかない。

そんな二極化が、さまざまなサービスに広がっているように感じました。

携帯の契約、保険の契約、賃貸契約、クレジットカードの契約……
契約に留まらず、さまざまなモノの買い物にも当てはまります。

どちらもメリット・デメリットがあり、それを比較してどちらを利用するか考えることも必要です。

これは昔からなのかもしれないし、わたしが大人になったからかもしれませんが、考えるべきことがたくさんありますよね。

自分にはどちらが合っているのか。
時間とお金を天秤にかけてどちらを優先するのか。
それが最善の選択なのか。

選択肢が一つしかなければ、有無を言わせずそれを選ぶしかありません。
選択肢がたくさんあればあるほど、比較検討することが重要になり、それと同時に大変にもなります。

専門スタッフの方のフォローがなければ、この複雑な世界を渡っていけない人もいます。
そうなるとお金はたくさんかかります。
可哀想と思うか、仕方ないと思うか、どう受け取ったらいいのか分かりません。

わたしは何か買う時、比較したり、詳しく調べたり、専門家の方の見解を知ったり。
買うモノの金額の大きさ(契約の期間の長さ)に応じて、慎重に調べるようにしています。

でも、わたしが年老いて調べることが難しくなったら。
新しいことを学んだり考えることを放棄したら。
この世界の複雑さから取り残されていく気がします。
少し割高なお金を払うことができたらまだいい方。
詐欺に遭う可能性もあがりそう。

わたしにできることは、できる限り知識を身につけて社会を渡っていく武器を増やすことでしょうか。

世界が複雑になる速度があがっているような気がした、家電量販店での出来事でした。

それじゃあ、またね。

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