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たけくらべ(真筆版)

たけくらべ(真筆版)1918(大正7)
樋口一葉 1872〜1896

新選名著復刻全集 近代文学館

樋口一葉 短編小説家。五千円札の表面。
結核により24歳で亡くなる。

「たけくらべ」を書いたのは1895年、23歳のとき。
吉原に住む14歳の少女と僧侶の息子との恋&地域のストーリー。

樋口一葉がこの世を去って22年後にこの本は出版されました。自筆の原稿と当時の文豪たちによる思い出集になっています。

さわやかな色、パステルブルーとミントグリーン🌱

たけくらべ 真筆版

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口絵:鏑木清方かぶらききよかた 画家、浮世絵師。

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幸田露伴・序

・・人の清らなるおもかげ、やさしき肩つきも、おぼろげながら眼に浮かぶ心地してなつかしく黯然あんぜんとして其の不幸短命を傷むのおもひにへず、しかも人世は短く藝術は永し、女史の文、今猶いまなお生きて、女史の才、終に死せず、これじゅ無くして壽ありといふべし・・
大正七年十月 幸田露伴しるす

たけくらべ(真筆版)

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島崎藤村・序

・・今日のようにんだり書いたりする婦人も多くない當時とうじの空氣の中にあって、ひとりでもあヽいう藝術げいじゅつを紡ぎ且つ織つて行かれた女史の姿がしのばれる。
大正七年十月 島崎藤村

たけくらべ(真筆版)
泉鏡花

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編集 樋口邦子
発行所 博文館

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◎山梨県立文学館での企画展を見つけました👆

企画展「樋口一葉展 生誕150年(仮題)
山梨県立文学館
開催期間:2022年9月17日(土)〜2022年11月23日(水・祝)

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