ペラッペラ人生:ハズイバイト

昔バイトしていた居酒屋さんでの失態の話です。

芸人をやりながら魚の釣れる居酒屋で働いていたころ。

ヴィジュアル系の音楽が中学生のころから大好きで、大人になったら髪の毛染めたり伸ばしたりしたい!という願望から19~24,5の頃は漫才師のツッコミであったにもかかわらず
ものすごいアシンメトリーにして左だけ金髪にしたり、頭のてっぺんだけ金髪にしたり前髪だけ金髪にしたり、借り上げた部分だけ金髪にしたりと、基本どこかを金髪にして髪の毛で遊ばせてもらっておりました。

今思えばマジでツッコミとして説得力ないですよね。ボケが間違ったことして「なんでやねん!」言うてるけどお前の髪型のほうがなんでやねんって話ですよ。


そんな髪型なのでなかなかバイト先も見つからず、専門学校の先輩から紹介していただいた居酒屋で働かせてもらっておりました。

基本的に忙しい繁盛したお店でキッチンいがいのポジションをやらせてもらいまして。

けど基本的に仕事も出来ないし、何か隙を見つけては手を抜こうとする典型的なダメバイトの僕でして。(接客だけは自信あり)

いろんなミスをしました。

3対3のコンパで来ていたであろうお客さんで、女性のお客様の白いカーディガンに刺身醤油こぼしてしまったり、釣れた魚を掬い上げて、どんな料理にするか聞いてるときに魚が暴れ網から飛び出し、お客さん(ハゲておられた)の頭の上で2回バウンドしたりとお客さんにすごい迷惑をかけてしまったこともあります。

自分がすごい恥ずかしい思いをしたこともありまして。

働いていた居酒屋は居酒屋内にめちゃくちゃデカい生簀があり、その生簀に8人掛けテーブルが12個ある船と4人掛けテーブルが7個ある船が2艘あり、そのほかにも個室が10室、30人以上用の宴会場が6室と、とても広くて、端から端まで声が届くことってないんですよね。なのでインカムってやつで主要メンバーはやり取りするわけです。
その日は、僕は飲み物をつくるパントリーという係でして。

平日のいつもよりなだらかな営業が出来ていた日でした。

コロナ禍の前から基本的にマスク人間で、飲み物作る担当なので衛生的にもマスクをして働いていたので、口元って見えないんですね。

なので別にベロ出しながらドリンク作っても誰にもばれないし、歌いながら飲み物作っても小声であればなんの問題もないわけです。
勤務態度的には最悪なのはわかっております。接客だけはめちゃくちゃちゃんとやってましたから。現にミスしてもお客さんからは怒られてはいないので。(奇跡)(店長からはボコボコに怒られていた)


で、その日は暇すぎたのでお客さんが落ち着けば、飲み物のオーダーもなかなか流れてこないわけです。


「暇やな~」って思いながらいつものように大好きな歌を口ずさみながらご機嫌で掃除をしていたのですが

インカムのマイクがどうやら接触が悪くて、いや、悪いというかよかったのかわからんけど、ずっと入っている状態になってて
僕の口ずさんでいた歌がインカムを付けていた従業員全員に聞かれるということがあったのです。

めちゃくちゃ恥ずかしい。

そしてその時歌っていた歌がこれ。






deadmanの『体温』


めちゃくちゃ恥ずかしい。

名曲。初めて聞いたあの日から今の今まで大好きな曲。

けど、インカムで聞かれるのは恥ずかしすぎる。

♪と~ど~けぇ~~~~~ あなたがい~なぁいとぉ
 と~ど~けぇ~~~~~ 思い出まで夢になる♪

これ全部聞かれました。

何を届けたかったんやって話よ。

めっちゃ恥ずかしい。

この伸ばす部分とか余計に恥ずかしい。

最初から最後までほぼ、4分聞かれました。

だれか注意してくれよ。ニヤニヤしてるの分かってたけど何のことか分からんかったし。

仕事で出来へん変な髪型のバイトが、仕事中に歌うたってんのバレた上に、全員に聞かれる。


恥ずかしすぎて今でも覚えている出来事でございます。


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