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ドラマをテレビ前に正座して待機してまで見た話

ドラマを見なくなった。

いや、正確にはリアタイでドラマを追うことがなくなっていた。新しい番組はひと通り見てみて、タイトル、予告で見て面白そうなものは録画して1話を見てみる。数話見るものもあれば1話で終わるものもある。何が嫌というわけではなく、ほかにやるとこがあって見なくなる。正確にはドラマの続きよりも他にやることが勝っちゃうのだ。

そんな自分がひっさしぶりにリアタイで追ったドラマの話。

『春になったら』

はじめは福山雅治が主題歌を歌うんだ、1話を見て新曲聞きたい!そんな軽い気持ちで見た第1話。気づけば最終回まで一気に完走。例によって?個人的大好きポイントを整理してみた(整理できたかな?)

①ストーリーの丁寧さ
ドラマとしては、終わりが見えていて、終わりは大切な人の最期なので悲しいのは目に見えている。でも最終回まで見ても悲しいのはあるけどなんか心が暖かく、幸せな気持ちが溢れている。
何故そう感じたのか?それはドラマ全体を通して、限られた時間を生きる親子のやりとり、言葉だけではわからない心の機微に焦点を当てて丁寧に描いていたからなのかな、と感じた。病気系の話になると体の不調の描写(急に倒れるとか病院に運ばれるとか大事なイベントの前に倒れて参加できるか微妙な感じになって奇跡的に参加できました!的な)に重きが行きがちなのが、そこまで重きを置いておらず(描かれてはいた)、最期の描写も直接描かれず、死後のシーンになっていた。しかも無音。そして雅彦さん遺したDVDを見てひとみが笑って泣く。直接描かれなかった行間を想像して、ひとみちゃんの気持ちに思いを馳せて自分も泣く。
 ドラマに感想を提供してもらうだけでなく、見る側がドラマのシーンに思いを馳せたり想像したりして心が揺らされた。

②主題歌『ひとみ』と劇中音楽
最初に福のラジオでフル尺を初めて聞いた時に心が中からぶわっと暖かくなった。そして今浪さんの涙にこちらももらい泣き。『命名』『往復書簡』というテーマがすごくこのドラマにピッタリだった。あとは、劇中に流れている音楽がすごく暖かくて深刻なところでもそこまで悲しくなりすぎずに見れたのも良き。

③ドンマイドンマイ、僕は好きだよ
最初は売れない芸人のおもしろくない芸(ごめんねカズマル)だと思っていた。ドンマイドンマイがひとみちゃんの心を救い、そしてプロポーズシーン。ズルいぞカズマル。あんなん、泣いちゃうよ。妻もボロ泣きでしたよ。

もっと書きたかったけど1000文字を超えたのでこの辺で。

さて、『ひとみ』聴きながら寝ようっと。


おしまい。



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