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【詩】履き慣れた靴


ガラス張りのビル達が
春の光を反射して
眩しさを広めている

真新しい
四月の賑わいが溢れている

古ぼけてしまった初々しさに
自身で少し苦笑い

慣れてしまった毎日を
自身でそっと顧みる


失くしたものを追うよりも
得たものが一つでもあるのなら

時の流れも悪くないと

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