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今年一番の驚きをメモ。

今年一番は言い過ぎかもしれない、と思ったけど。
やっぱ、この衝撃はものすごい。
目から鱗が落ちる、という体験は頻繁にできるものではないし。

ツイッター(まだわたしの中では)で、某漫画の編集長さんのアカウントをフォローしているのだけど。
この方、質問箱を設置していて新人漫画家さんの質問に丁寧に答えている。
それがもう的を射ているアドバイスで、おまけに少し厳しい言葉をつかうけれども、深い愛が伝わってくるのだ。

漫画家さんへのアドバイスだけど、それを小説に置きかえると非常に勉強になる。
そんなわけで、わたしはこの編集長さんの質問箱を楽しみにしていた。

そして今日の質問箱の答えで、わたしは衝撃を受けたのだ。
そもそも質問者さんが、わたしと近い属性の方。
小説家か漫画家のちがいってだけで……。

だからこそ、今日の質問箱の某編集長さんの答えというのは、わたしにとって電撃を受けたような衝撃だったのだ。

変わった設定にするのが好きなら、その設定にキャラもストーリーも合わせないと活きない。
そんなアドバイスだ。

わたしも変わった設定にするのが好きだ。
変な設定を考えるのが昔から好きだったので、設定だけは思いつく。

しかし、いざプロットになると手が止まる。
ストーリーが浮かばない。
設定はあるのに、ストーリーもキャラも浮かばない。

設定がある。
ー終ー

いつもこう。
アイデアメモは、自分が考えた自分が好きな設定が箇条書きでいくつかある。
それらはプロットになることはない、もしくはプロットになるまでずいぶんと時間がかかる。
一年後にようやく書くアイデアもある。

だって、設定だけ浮かんでストーリーもキャラも浮かばないからさ~
でも、設定はいつか使うかもしれないからメモしておこう、って。

いざ、「この設定を使いたい」と思っても、ストーリーやキャラがハマらないのは、設定とストーリーを別で考えていたからなのか。
確かにそうだ。

設定とストーリーとキャラがあって、小説が書けるのに。
なぜ、別のものとして考えてしまうのだろう。
むしろ、こいつら(設定・ストーリー・キャラ)は仲間だ。
いっしょの窯でグツグツ煮込むように、合う料理を考えてやらなきゃいけないってのに。
相変わらずたとえがわかりにくいな。

そんなわけで、とても反省した。
そして目から鱗がポロポロ落ちた。
ちいかわもビックリだよ。

一昨年、ポプラキミノベルのコンテストで最終選考まで残った「うそつきサイキック」という応募作。
ちなみに、わたしは受賞をするなら、こっちだと思っていた。
編集部の選評では、「うそつきサイキック」は、変わった設定で熱意は感じるけれど、設定を活かせていない。
そう書かれてあった。

その時は、「もっと設定をストーリーに入れ込んだほうが良かったかなあ」とぼんやりと考えていたのだけど。
そうじゃなかったんだ。
設定を先に作ったんだから、その設定用にストーリーもキャラも書かなきゃいけない。
カレーとライスは別々の時間に出されてもうれしくない。

わたしは、設定を考えてから、数日してからストーリーやキャラを設定と切り離して考えていた。
ちがうちがう、そうじゃない。

そして、今日、わたしは間違っていたことに気づいた。
ここのところ、結果がふるわず、企画書も通らず、そうなるとモチベだだ下がりでゲームに現実逃避していたけど。
なんか光が見えてきたような、いないような?

やるだけやって、「やっぱダメだったー」ってなったら他に問題があるのだろう。
そうやって学んでいけばいずれは……多少はプロットを書くことがうまくなるのかもしれない。

それにしてもいい時代になったよね。
編集長の意見が読めたり、作家のアドバイスが聞けたり。
昔はSNSどころか、インターネットもなかったから。
本当、いい時代だ。
でも、情報が多すぎる中、自分が信じられるものを見つけるのは大変だね。

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