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【警察エッセイ】公衆電話が紡ぐ糸

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のボーダフォン。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、電話は使っていますかい?

この記事をお読みになられている方のほとんどはスマートフォンをお持ちだと思うから『携帯電話』は持っているかと思料するんだけども、ラインとかメールじゃなくて電話の機能は使っていますかい?

花山はそんなに使っていなくて、電話自体があんまり好きじゃないんよね。電話だと伝えたい事に対して余計な言葉を付けたりしてしまい、結局何が伝えたかったのかとなる時があるからなんよね。

他には、スピーカー機能を使えば何とかなるけども、電話中って他の作業が出来なくなる時があるから、ちょっとした連絡ぐらいならLINEでもメールでもいいから、メッセージで送ってきて欲しいと思うタイプ。

ここまで聞くと『なんて冷たい奴なんだ。声を聞く方が思いが伝わるじゃないか。』と思われてもしゃあないけども、お喋りが苦手なんよ。

何よりメッセージの方がポンポンやり取りが出来るし、とりあえず送っておく事や、一度考えてから送るメッセージの文を吟味出来るとかの良点もあると思うんよ。

まぁ、それでも電話せざるを得ない時もあるから、そこそこ活用はしているんだけども、電話ほど実際の感情が伝わりにくいモノも無いなと思うんよね。

全く不機嫌じゃなかったとしても不機嫌そうに捉えられる時があったり、滑舌がいい人でも意外と聞き辛かったりしたりして、電話って難しいなぁと思う時が多々ある。

花山は元々警察官をしていて、警察官の仕事ってほとんど電話のやり取りなんよ。交番で働いたりしている警察官は無線機を利用したりしますが、それでも電話をかなり活用するんよね。理由としては、扱う情報が個人情報だったり、事件の情報だったりするから、メールとかで情報伝達をしてしまうと、誤送だったり外部に流失してしまったりするから。

だから、基本は電話しか使えなくて、花山も相当な回数、電話を使用したね。

警察と電話のハナシでいうと、ちょっとオモロいハナシがあって、以前別の記事で警察学校は携帯電話が使えないという記事を書いた事があるんだけども、携帯電話は使えないけど、電話は使えるんよ。

公衆電話という電話がね。


■公衆電話が紡ぐ糸

警察学校では基本的に携帯電話を使用する事が出来ないんだけども、唯一使える連絡手段として公衆電話があるのよね。

花山がいた都道府県警の警察学校にも公衆電話はあったんよ。花山は使用した事は無かったんだけども、同期の中では使った事がある人もいたんよね。

公衆電話の使用については基本的に制約は無くて、夕方の授業終了後から就寝までの間に使用する事が出来たんよ。

よっぽど使う人はいなかったんだけども、どうしても家族に伝えたい事がある人だったり、中には恋人に電話する人もいたりしたんよね。

その甘いひと時は、警察学校という名の監獄と外の世界を繋ぐ糸の様にも見えたんよね。

警察官になる前は毎日、当たり前の様に連絡を取り合う事が出来ていたのが、警察学校に入校したが為に連絡を取り合う事する困難になるんよ。

そういったハナシを聞いてから、花山は警察学校に設置されている公衆電話が時代に取り残されたモノじゃなくて、今でも人と人とを繋ぐ大切な役割を担っているんだなと感心した次第なんよね。

■まとめ

花山は公衆電話の存在はもちろん知っているし、昔はテレホンカードとかも親戚から貰ったりして集めていたんよね。ガキンチョの頃は携帯電話なんて持っていなかったから、財布の中にテレホンカードを入れていたのは良い思い出。だけども、一度も使った事は無いんよ。

特に若い人達は公衆電話を一度も使った事が無い人が大勢いるんじゃない?

携帯電話が普及する前は当たり前の様に使われていた公衆電話も、携帯電話とかの小型の通信機器の登場/発展によって、存在はすれど使われないモノとなってしまい、今となっては過去の遺産になってしまった気もするんよね。

めくるめく時代の中で、当たり前の事が当たり前じゃなくなる事も増えてきてるよね。

大切なのは当たり前が常に当たり前だと思わない事。

いつだって『今』を見続けていかねばならないんよ。

今回は以上となります。
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