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映画「窓ぎわのトットちゃん」を観てきました。(ネタバレあり)

今日は、映画の「窓ぎわのトットちゃん」を観てきました!
以外、ネタバレありで感想を。



あらすじ


みなさんご存知の黒柳徹子さん=トットちゃんの幼少期を描いた自伝的小説「窓ぎわのトットちゃん」を原作とした映画です。

物語は、トットちゃんが最初の小学校を退学になり、トモエ学園に転入するところから始まります。

普通の小学校とはまったく異なる教育をしているトモエ学園でのトットちゃんの日々を描いています。
毎日の授業、お友達との交流(遊んだり、ケンカしたり)、その他の日々の生活の基本的にハートフルなお話です。


感想


トモエ学園について



トットちゃんは、
一般の常識にはハメられない、
かなり個性の強い子供ではありますが、
どんな子にも先入観なく接していて、
校長先生の台詞にある「いい子」なんだろうと思います。

ただ、大規模な学校にいたら、
迷惑きわまりないお子さんであることは間違いないので、
トモエ学園のように、
個性に合わせた、
小規模での学校生活はベストだったのだろうなと思います。

個性を尊重する教育だからこそ、
小児麻痺などの事情を抱えた子どもでも、
楽しく、自分らしく学校生活が送れる姿は、
嬉しかったです。

今の時代にも、トモエ学園のような学校が一定数あると、救われる子どもがたくさんいるんだろうなと考えながら観ていました。


原作との関係


私は、原作を子供の頃に読んだことがあり、
「この先どうなるかわかっている」状態で観ていましたが、
それでも、トットちゃんの親友が亡くなったシーンは涙が溢れました。

十分、楽しめた映画でした。

ただ、
「あぁ、これはあの部分のお話のシーンか」と思うからこそ意味がわかるシーンもそこそこあります。

私には意味のわからないシーンもありました。

一緒に観た私の母(原作を読んでます)によると、
私がわからなかったシーンも、
原作にもあるお話で、
原作の内容を覚えていれば、意味がわかるシーンだったそうです。

私が原作を読んだのは子供の頃なので、
所々記憶が曖昧だったせいで、
理解できなかったようです。

そういう意味では、
原作を読んでから観たほうがわかりやすい映画ではあります。

ただ、
原作を読んでいなくても、
大枠はわかりますし、
絵も映像も綺麗なので、
そういった面を楽しむこともできるかなと思います。

戦争の描写


お話の時代が時代なので、
だんだん、トットちゃんに戦争の暗い影がさしてきて、
いろいろ制限されていく描写はそこかしこにあります。

それだけではなく、東京大空襲の描写もあります。

私は爆撃の描写など、
戦争の描写が苦手です。

子どもの頃から、
戦争の激しい描写を見ると、
悪夢を見てしまうくらい苦手です。

でも、ほんの少しですし、あの程度なら大丈夫だったなとは思います。

最後の東京大空襲の部分は、
原作の最後の部分でもありますので、
描写は仕方ないと思うのですが、
その他の戦時中の理不尽な出来事の部分はあんなになくても良いのでは、、と思わずにはいられませんでした。
観ていて辛かったです。

制作者としては、
今の時代だからこそ、
あえて描きたかったのかもしれませんが。。

総じて、観て損はない映画ですので、
気になったら、ぜひ映画館へ!

ということで、今回は映画のお話でした。
ここでたたみます。

では、また、次の投稿で!



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