返せるもの
幼馴染2人と、子ども2人を連れて計5人で旅行に行った。1泊2日の会津への旅。
この幼馴染ふたりとの関係は前の記事で書いた。
幸せを感じる旅行だった。
私の子どもたちを、まるで本当の自分の子供のように可愛がり、面倒を見て、時に叱ってくれる人が2人もいる。
私と同じ目線で子どもと接してくれる人がいる。
大変になりがちな子連れ旅行を楽しんでくれる。
こんな幸せなことってあるだろうか。
夜は5人で旅館近くの居酒屋に入った。
居酒屋なんて数年ぶり。
子どもがいるから、17時入店18時お会計のスピードコース。アルコールは控えめ。
だけど、好きな人たちと、好きなものを食べて、いろいろな話をする。
こんな当たり前のことをずっとできていなかった私にとって、それは本当に幸せなことで。
そこに子どもたちを自然に加えてくれることもこの上なくありがたい。
夜にはもうすぐ迎える私の誕生日をサプライズでお祝いしてくれた。
子どもたちが寝た後に改めて乾杯をし、日付を超えるまで、3人でいろんな話をした。
どんなに感謝してもしきれないな。
今私が幸せなのは、本当にいろいろな人に助けられているから。優しさを貰っているから。
あまりにも貰いすぎだと思う。
私は人に返せるようなものなんて大して持ち合わせていないのに。
せめてできることは、私を助けてくれている人たちが困った時、そばに寄り添うことくらい。
人生はまだ長い。
もっと優しいなにかを返せるような人間になりたい。
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