あめあめあめ
今日は雨。あめあめあめ。
雨が降ると、自分の周りの守られた空間を特に強く感じる。
それは家のなかだったり、車の中だったり、傘の下だったり。
雨の日の朝、子どもたちはなかなか起きない。
私もなかなか起きない。
雨から守ってくれる四角い箱の中で、雨音に包まれてこんこんと眠る。
今も雨。
子どもたちを保育園に送った後の車内。
自宅の駐車場まで着いているけど、なかなか車から降りる気になれない。
早く仕事しなきゃではあるのだけど。
フロントガラスに流れる雨を見て、「西の魔女が死んだ」の冒頭近くにある描写を思い出している。
だからなんだってわけでもない。
まだまだ雨。あめあめあめ。
雨は私と私の周りの空間の境界を曖昧にする。
雨を眺めるっていう贅沢を、独り占めする月曜の朝。
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