セーラームーンになりそこねた
父は、私が中学生の後半になるまでは、おもちゃの問屋に勤めていた。
だから、クリスマスは小売店の手伝いで、ほぼ家にいたことがなかった。
それが当たり前だったので、何とも思ったことはない。
大変だねと思っていたぐらいだった。
小学校高学年か中学生だったかの頃は、職場見学風に連れて行ってもらって、裏手でプレゼント用のリボンを作るお手伝いをしたものだった。
年齢的にバイト代はもらえないが、店長さんとかが可愛いハンカチとかくれたので、戦力になった気分にはなれた。
私が中3受験の頃、