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自伐イチョウで作った木製ロードバイク

完成しました。WP Bikeのプロトタイプです。製作のあらましはホームページに載せています。

地産地消や自産自消、サプライチェーンの短縮などをテーマに企画した製作プロジェクトで、自分たちで立ち木の伐採や製材から完成品までの全てをやりました。
製品版とは違う材料と工法へのチャレンジでもあります。
製品版は比較的重厚なタモを使っていますが、それに比べると軽く弱いイチョウがどの程度の強度や耐久性を持つかしばらく乗って確認します。

製品版に比べると、街乗り主体と考えてホイールベースがやや長い設定で、コンポーネントは10速時代のUltegraと同時代の105のレバーを組み合わせています。ホイールはDuraAceハブとOpenProリムを32本スポークで手組みしたもので、製品版で使っている1500g程度のホイールに比べると300gほど重いです。
タイヤは中間グレードの28cのクリンチャー。

車重はペダル、ライトやサイクルコンピューター、ボトルケージなどを付けない状態で8.3kg。軽いホイールとタイヤに換えれば8kgを少し下回るかなというところです。

以前、チネリのアルミロードをフラットバーにして乗っていたことがあります。23cのタイヤを履いていました。それに比べると乗り心地が良く軽いフラットバーロードになりました。

今回は強度を出すために漆と米粉を練ったもので麻布を全体に貼る布着せを行った上で黒い漆で塗装したのでまったく木目が見えません。

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