見出し画像

ハンドメイド作品の値段の付け方

こんにちは!
ハンドメイド作家のnezuです。

ハンドメイド作品を売ってみたいけど、値段をいくらにしたらいいか悩んでいる方って多いと思います。

「シンプルなアクセサリーだから1000円くらいかな?」
「材料費が200円だから500円くらいかしら」
「ほかの作家さんがこれくらいだから…」

こんな理由で決めてしまっていませんか。今日はそんな値段の付け方のお話です。

1.作品の制作から販売までにいくらかかったか

よく、ハンドメイド活動をされている人が「原価」という言葉をつかいますが、これは多くの場合「材料費」を指していることが多いです。
たとえば、布製の巾着袋を作るとしたら、材料費に含まれるのは「布、糸、ひも」でしょうか。でも、実際にハンドメイド作品にかかる費用はこれだけではないですよね。

たとえば、ミシンを使えばミシンの維持費がかかりますし、ミシンを動かすための電気代もかかります。また材料を近隣の店舗に買いに行くための交通費や、インターネットで取り寄せたのであれば送料、また発送の際の梱包につかう段ボール、他にもサイト利用料の販売手数料や振込手数料など、ハンドメイド作品を販売するまでには、材料費のほかに様々な費用がかかっています。また「人件費」も原価に含まれますから、自分の労働力がいくらかも考えなくてはいけません。
(個人事業主の人件費についてはとても難しい問題なので、始めは深く考えなくてもいいかもしれませんが、続けていくうちにこれくらいが適当という金額が出来ると思いますので、この記事では省きたいと思います。)

ハンドメイド作品を販売するときは、こうした費用もすべて含めて「原価」を計算し、値段をつけることが大切です。

2.自分が作り続けられる値段をつける

「原価」がわかったら、そこにいくら「利益」をのせるかを考えます。個人のハンドメイド作家さんの場合、特にこの「利益」の部分をいくらにするか悩んでしまうと思うのですが、ここは自分がハンドメイド作家を続けていきたい・続けていけると思える金額にするのがオススメです。

たとえば、あまり「原価」がかかっていないからといって、あまりにも安い価格で売ってしまうと「利益」が出ず、結果として次なる新しい作品を生み出す資金を得ることが出来ません。多くのハンドメイド作家の場合、「利益」は新しい作品をつくるための材料費に使ったり、新しい工具や機械を購入する資金となりますから、しっかりと利益を価格にのせることが大切です。
またボランティア活動とは違いますから、どんなにたくさん販売してお客さまに喜ばれても、「利益」が出なければ、いつかやる気を失ってしまいますし、利益の増加はモチベーションアップにもつながります。

このように自分がハンドメイド作家としての活動を継続できるような値段にすことも、値段をつけるときに重要なポイントとなります。

3.付加価値分をつける

中級者向けの話になりますが、作品に付加価値をつけることで、作品の価値を高めて、値段を高くすることができます。
付加価値をつける方法として、以下のような方法があります。

1.高級感があるラッピングをする
2.作品に世界観が伝わるストーリーを加える
3.名入れなどお客さまでカスタマイズできるようにする
4.季節やイベント限定にする

作品にさらに価値加え、その付加価値分を値段につけて販売するのもよいでしょう。他の作家さんの作品との差別化もできますし、他とは違う特別な作品を求めるお客さまにも喜ばれます。


いかがだったでしょうか。
値段をつけるときは、さまざまな費用やこれから必要になる資金などを踏まえて適切な値段をつけていきたいですね。また、利益はモチベーションアップにもつながりますから、自分にとっても満足できる値段つけがとても大切です。

今日もご覧くださり、ありがとうございました。
それでは、また次回のnoteでお会いしましょう。バイバイ!

記事を書くサポートをして頂けますと、嬉しいです!