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心から体まで癒してくれる「自然」の力

先日の記事では、「心の静寂」を取り戻すためのお手軽な方法を5つ紹介しました。

その方法の1つである「自然と戯れる」について本記事では、さらに深ぼっていこうと思います。

ぜひとも、心がざわつき始めたときは、自然の力を大いに活用してみてくださいね。

▼心から体まで癒してくれる自然の力

ここ最近、キャンプを趣味とする方が増え、オートキャンプ場の稼働率が過去最高になっているとか。
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なぜ、こぞって自然に帰ろうとするのかというと、その最大の理由は、「自然とのふれあい」にあるみたい。

確かに、休日の過ごし方として「非日常体験をする」というのは、新しく始まる一週間の学校・仕事に対するモチベーションを高めてくれることが分かっているのでおすすめです。

さらに、「自然とのふれあい」というのは、単に楽しむレベルを超えたメリットがあることが分かっているので、そこら辺を書き留めておきます。

みなさんも「自然の中で過ごすと気持ちがリフレッシュする」なんて聞いたことがあると思いますが、これは事実でございます。

例えば、2015年にスタンフォード大学で行われた実験では、

「混雑した街路よりも緑地を散歩した方が、ネガティブなことを考える脳の領域の活動が少なくなる」

ということが分かったのです。

さらに、

「自然の中を散歩すると、注意力向上に役立つ」

ということも分かっています。

歴史に名を残す偉人たちの多くが、「散歩」を習慣にしていることは割と多いのです。
#天才たちの日課

考えすぎて疲れた時やアイデアが出ない時など、自然の中をゆったりと散歩することによって心と体をリフレッシュしていたのでしょう。

さらに驚くべきは、「自然の力が傷の回復を早める」という効果があるらしいこと。

環境心理学者のロジャー・ウルリッヒさんの研究によると、

「外科手術を受けた患者のうち、広葉樹の植え込みに面した病室を割り当てられた患者の方が、レンガの壁に面した病室の患者よりも術後の回復が早く、服用した鎮痛剤が少なく、気力を取り戻すのが早かった」

なんと、ほんとかよ!と思うような報告があるのです。
#Chatter

どうやら「自然」と言えども格式高い厳かな大自然でなくても”ちょっとした緑”でも効果があるということなのでしょう。

緑が見えるかどうかで心と体の回復力が変わってくるのですから、選択権があるのであれば、ぜひとも「緑が見える場所」を選びたいものです。

▼自然の恩恵を受ける裏技

「自然の力」は理解したものの、「どうしても自然に触れられないんだよ…」という方のため、ちょっとした裏技を紹介します。

ずばり、

「自然の力は、リアルでなくてもよし!」

と、覚えておいてください。

もちろん、休憩時間に散歩へ出かけたり、週末はアウトドアへ繰り出したりできれば最高。

例え外へ出る機会がなかったとしても、窓越しに新緑を眺めながらぼ~っとするだけでも違ってきます。

しかし、そんな機会が取れないという方は、

「写真やビデオを通じだ間接的な接触でも回復効果がある」

ということが分かっているのです。

参加者に「スピーチ」というストレスフルな課題に挑戦してもらった実験を紹介します。

参加者は、それぞれ6分間のビデオを見せられました。

その映像の中には、緑の景観が映されていたのですが、ビデオによって「映っている緑の量」が違っていたのです。

この実験から分かったことは、

「より緑の量が多いビデオを見た人の方が、スピーチのストレスから回復する力が強かった」

のです。

また、2019年の研究では、「雨音やコオロギの鳴き声を聞いただけで、注意力を要する課題の結果が良くなった!」なんて報告もあるのです。

ということは、どうしても散歩にでかけられなくとも、

・パソコンのスクリーンセーバーを大自然にする。
・デスクや壁に大自然の写真を備え付ける。
・勉強部屋や仕事場に自然音を流す。

なんて方法を取り入れると、勉強や仕事がはかどる可能性が高い。

ぜひとも、できるところから取り入れて見てくださいね。





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