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ピラティスで"生き生きシニア"の未来

ピラティスにおけるスピリットとは可能性。
私のスピリットは、
「医療で解決できない痛みや痺れを仕方がないと諦めない」
という思い。


【私のスピリット】

「こんなふうになれるんじゃないか?」
「もっとできるんじゃないか?」
「今より良くなっていくんじゃないか?」

そんな期待感が、私のピラティスを始めるきっかけでした。
「ピラティスを始めた時、私のスピリットは何だったのか?」
「どこに惹かれてピラティスを始めたのか?」
「ピラティスを通して何を伝えたいと思ったのか?」

先日参加したインストラクター向けワークショップは、
そんなことを振り返る機会となりました。

講師のYoshinoriさん曰く

インストラクターが自分のスピリッツを明確にすること。思うように進まなくても、うまくいってもそのスピリットは変えないこと。それを貫くことで、自分が伝えたいクライアントが集まってくる

そうか・・・
ならば私のスピリットをクリアにしてみよう!

そう思って出てきた私のスピリットは、
「医療で解決できない痛みや痺れを年齢や経過を理由に
 仕方がないと諦めない」
という思い。

【私のスピリットのルーツ】

整形外科で看護師として勤務していた時に出会った患者さんたち。
年齢的にもシニア世代の方がこんなふうに言っていました。
「朝起きたら、もう痺れてる」
「早くお迎えきてほしい・・・」

この患者さんは、毎日のように温熱や低周波治療、
1回たった20分間のリハビリを受け、
痛み止めや痺れ緩和の薬も継続的に飲んでいました。

それでも、症状は緩和することもなく続いている。

「できる事がこれしかないから、
効いていないけど毎日来るしかないのよね」
落胆した様子でぽつりと話す。

この言葉を聞いた時、
私は何の言葉もかけられませんでした。
ただただ話を聞く事しかできなかった。

それまでの私は、医療者側の人間だったからか、
「病院で治療するのが一番良い方法で、
それで良くならないものは仕方ない」

そう・・・私も思っていました。

でもこの時、この患者さんの言葉にハッとしたのです。

「そんな事ない。なにかあるはず。
 でも医療には限界があるということ。」
そんな風に感じ始め、その何かを探していました。

長生きしているのには、意味があって
"人生においてやるべき事"がまだあるってことだと思うのです。
でも、起きてから寝るまでの間、ずっと痛みと痺れが続いたら、
"人生でやるべき事"もできないです。

【ピラティスが救世主】

ボディラインを整える目的で始めたピラティスでしたが、
続けていくうちに、いつの間にか腰痛がなくなり、疲れにくくなりました。

そしてピラティスの後は、気持ちが前向きになる。

「これ、もしかしたら・・・
ピラティスが、あの患者さんの救世主になるんじゃないか?」
そんな可能性を感じました。

ピラティスで、自分のカラダを自分で整えることができるように。
医療ではカバーできない不調が緩和できるように。

不調が出始めてきた10年後、20年後にシニアとなる私世代が、
今のうちから自分のカラダの取説を作っていく。
そうしたら、少子化が問題にならない、自分のことが自分でできるシニアが生き生きと毎日を送っている。

そんな未来を思い描いています。

これが私のスピリット。

【ピラティス道は続く】

このスピリットを達成するには、
知識を得て、経験を積み、自分のカラダで確かめる事。

もっともっと、ずっと積み重ね続けていく事はもちろん、
「この思いの元、ピラティスに精進していこう」と改めて
ピラティス道への気持ちを整える機会となりました。

次回のワークショップテーマは、ボディ。
Yoshinoriさんがレッスンで指導してくれるエクササイズは、
なぜ背骨が整うのか?その理由がわかるはず!
その秘密をたくさん吸収してきます。

ピラティスの学びは尽きない。
そして、やっぱり楽しすぎる!


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