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イエローコレクション。

数日前、散歩中に公園で菜の花を目にして、「ああ春だなぁ」と思ったので、今日は黄色いものを収めた画像コレクションを載せます。

昔は、黄色といえば歌手の平山みきさんがいつでもどこでもラッキーカラーだという黄色い衣装を着ておられたので(いくつかのネット記事によると2016年5月のライブ以降は他の色も着用してステージに立っておられるようです)、黄色は平山さんのもの、というイメージがあったり、あとは阪神タイガース(ファン)の色という印象が強かった私。

そうした強烈なイメージの黄色とは別に、おしゃれな雑貨やナチュラル系の洋服や書籍の装丁などで様々なタイプの黄色に触れるようになって、徐々に私は黄色の奥深さにハマるようになった、のかもしれません。

それでは、ここから黄色いものを収めた画像コレクションを載せます。まずは、以前奈良に住んでいた時、秋に東大寺周辺のイチョウがとても綺麗で、「わー黄色っていいなぁ」と衝撃を受けた時のもの。

駐車場のカラーコーンや、カフェで焼き芋とバナナジュースを注文して撮ってみたり黄色ハンティングをしたりして(バナナは皮だけ黄色いのでジュースは白いのだと気づきました)。

いただきものや、うちにある黄色いものを急に一箇所に集めて撮影したこともありました。思い立ったらすぐやりたいタイプなので「映え」など気にせずただ撮るのみ(笑)
しかもその場だけ盛り上がってちゃんと保管もしないので、この画像は自分の過去のツイートを検索して(自分のアカウント名と黄色、と入力して)拾ってきたものです。

画像としては全く残っていないけれど、ある時、自分の好きなアパレルブランドpas de calaisの服を友人が着ていて、くすんだ黄色に白っぽいドットが入ったブラウスで、それがとても似合っていたこと、そしてまたある時、列車の窓からカラシ色っぽいスヌードを巻いたセミロングの見知らぬ女性(踏切待ちしていた)を見かけて、「ああいいなぁ、黄色がよくお似合いだなぁ」と見惚れてしまったことなど、心の中でこっそり「誰かの素敵な黄色」にシャッターを切った覚えもあります。

さて、数年の奈良暮らしを終えて、昨年春に東京の世田谷に来てみたら、ここでも黄色い世界が私を待っていました。

大家さんがとても優しくて、何かとお裾分けやプレゼントをしてくださるんですが、手渡しだったりドアノブにかけてある袋の中に、リプトンイエローラベルとかゆず茶とか、庭で咲いていた黄色い花とか、冬至にゆずとか。黄色いものをくださる率が高くて。
そして街で見かけたカネゴン(このポーズでずっとここにいる)にも衝撃を受けました。

他にも黄色いものたちを目にするとつい撮っちゃう(右は屋上にあるカフェから見えた高圧受電装置)。

冒頭にも書いた、この記事を書くきっかけになった数日前に散歩中に目にした公園の花壇の菜の花がこちら(地元の小学生が植えたそうです)。

単にインパクトがあったり目を引くということだけでなく、仕事をする上では、どことなく黄色は便利色のような感じで考えてしまうところがあります。例えば性別や特定のイメージから解放されるという点も大きいのかなと。今はジェンダーフリーでそうした枠組みが緩くなりつつありますが、下の画像のように赤ちゃん用のグリーティングカードを黄色で作れば男の子でも女の子でも使えるということだろうなと。また、一枚の絵の中で差し色として使うことで、沈みがちなトーンを軽やかに見せることもできるというか。下の海外製グリーティングカードはいずれも長年のお気に入りです。

実際に自分が仕事をした時にも、結構黄色を多用するというか、困ったら黄色を使うという感じでした。10年ほど前に販売されたカレンダーなので載せてもいいかなと思うので一部をご紹介(SYNAPSJAPAN様の製品です)。

あと、2019年からオリジナルのポストカードを作っていて、そこで色にちなんだシリーズを制作しているのですが、赤、青、と描いてその次に黄色を作ったところ、やはり黄色は見ていて自分でも元気になるんですね。

下の画像で他の色と比べると、黄色があることで、ごちゃついた色味を引き締めるというか、息抜き的なアクセントになっているのが分かります。

最近instagramを利用し始めて、イラストを載せる時に正方形にしないといけないので背景を入れたことがあって。止むを得ずやったことですが、白い枠のポストカードだけを載せるより、黄色っぽい台紙の上に載せたような方が、なんだかいい感じに見えるというか。

下の画像はずいぶん前に買ったものだけどお気に入りのconcombreの付箋。
ちょっと和風っぽくもあって、穏やかで。台紙の色によって上のものが映えるのってこういうことなんですね。

私のプロフィールに使っている「はにほさん」というキャラはペンギンなので漫画を描いていてもどうも色が地味なんですが、自作の『コバちゃんライフ』(下の画像の漫画は以前のnoteの後半の方で少しお読みいただけます)という漫画のかしわ田さんというヒヨコは黄色くて、画面を明るくしてくれます。やはり黄色って効果的だなぁ。

ところで私はあまり花屋さんで花を買うことはないのですが、買うとしたら、イエロー系が多いかもしれないです。
左は大阪にあった喫茶店『力雀』さんに最後に訪問した時に、手土産で持参したミニブーケ。ピンクとか紫ではなくて、春っぽい黄色にしたのでした。
右は実家のミニ仏壇用のプリザーブドフラワー。自分で花材を買って組み合わせたもので、水色や薄紫でも作ったけど、この黄色いのが一番しっくりきました。

最後に最新の我が家の黄色いものたちの写真(寄せ集め)を慌ただしく撮ってみました。
つい先日、月光荘で買った黄色の絵具。これを使って今回のヘッダー画像のレモンを描きました。
あと、最近お気に入りでこればかりつけているISSHO  SERIESのイナリ(稲荷寿司をイメージ)ピアス。これに使用されているのはイエローハートという木材らしいので黄色いコレクションに入れてみました。同じく毎日のように使っている花森安治エコバッグは画像では黄色に見えないんですが、カナリア色というのでしょうか、これもオンラインショップなどでは「黄色」として販売されていました。

そんなわけで今回、黄色黄色黄色、な内容になりました。元気になれる色、だけど過剰に黄色すぎると強烈なので要注意、ということで、程よく人生に取り入れていきたいですね、とか言いながら、結構私もハマってしまっているかもしれませんね。

追伸:ここを書き終わる頃に宅配便が届いて、贈り物にラングドシャが添えられていました。なんとそれも、シトロンラングドシャ 。雨&日が暮れての室内撮影なので写真が雑ですがすぐ食べちゃうので嬉しいシトロン記念日の一枚です。

【3/1、19追記】この記事を書いた後にも外を歩けば様々な黄色いものをたくさん目にしました。特にお花屋さんの店頭は黄色くて可愛くて。ミモザも可愛いんですが見とれていて撮りそびれ。