ソル・ヨンウ(설영우) 韓国代表監督のクリンスマン氏が初めて選んだ韓国代表新人
ソル・ヨンウが招集された背景
3月24日20時(日本時間)に行われた韓国対コロンビア戦で前半20分キムジンスが怪我でグラウンドから抜けてしまった。診断結果は全治6週間。
彼の所属チームの全北現代のサポーターたちにとってはかなり絶望的なニュースかもしれない。なぜなら現在Kリーグ1の8位で例年に比べてスタートがかなり悪いからだ。
このけがで韓国代表に代替招集された選手は現在蔚山現代所属のDF「ソルヨンウ」(24歳)。この選手が選ばれたことはつまり韓国代表のサイドバックの若返りが始まったと言っても過言ではない。
現在韓国代表で一番弱いポジションといえば両サイドバック。
他のポジションに比べ年齢も高く欧州組の選手もいない。
去年カタールW杯に参加したサイドバック5人の中で3人が30代、2人も20代中盤を超えた。来年1月のアジア杯と26年ワールドカップを考えると
「サイドバックの若返り」は必須。
この韓国代表の大きなプロジェクトで最初に呼ばれた選手が「ソルヨンウ」
まずはソルヨンウの基本プロフィールからチェックしよう。
ソル・ヨンウの基本プロフィール
生年月日:1998年12月5日生まれ(24歳)
出身地:蔚山広域市
所属:蔚山HGー蔚山現代(울산현대)
身体条件:183cm/72kg
ポジション:LB,RB,CB(3バックの時にはCBとして活躍することもある)
国際大会歴:2020東京オリンピック韓国サッカー代表
市場価値:100万ユーロ(1.4億円)
蔚山生まれ蔚山育ちのソルヨンウは蔚山市のシンボルと呼ばれているほど蔚山サポから一番愛されている選手だ。蔚山で小学校を卒業した後蔚山現代U15,U18を経て大学も蔚山大学へ進学する。
高校までは全国的に有名なWFだった彼は
蔚山大学に入学してから当時蔚山大学の監督のユ・サンチョル監督から
サイドバックへのポジション変更のアドバイスを受けた。
それで大学時代からサイドバックで活躍することになった。
サイドバックにポジション変更に成功したソルヨンウは
2018年に大学日韓定期戦に出張し同年韓国大学最優秀選手賞を受賞した。
2020年にプロ入門しプロ1年目でACL優勝をなり遂げた。
2021年には韓国オリンピック代表に参加し5位を記録。
2021 Kリーグ1新人王(韓国語でヤングプレーヤー賞)
韓国でポテンシャルが一番高いサイドバックと言われたが
元韓国代表監督のベントからは1回も招集されなかった。
その理由は同ポジションに
キム・ジンス(22W杯参加、元ブンデスリーガ)
イキジェ(2022Kリーグ1アシスト王)
ホンチョル(18,22W杯参加)
パクミンギュ(水原FC)
カンサンウ(2020Kリーグ1アシスト王)
などの競争者がいたため流石に韓国代表に入ることは無理だったかも。
ソル・ヨンウのプレイスタイル
ソル・ヨンウといえば韓国人の選手で冨安健洋と一番似ている。
両足効き
マルチポジションができる(両SB、CB,DM,WFも可能)
抜群のインタセプト、タックル
マンツーマンスキル
この前コロンビア戦でディフェンススキルが低いイキジェがディフェンスラインを下げなくて韓国が後半2点取られたことがあって明日の韓国対ウルグアイ戦でソル・ヨンウがスタメンになる可能性もあって韓国のサッカーサポが一番期待している選手の一人だ。
蔚山の誇りのソル・ヨンウが韓国代表でデビューすることができるか?
そしてデビュー戦でどんなパフォーマンスを見せるかが楽しみだ。
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