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noteでサポートあげたり貰ったりの話

タイトルイラストは、私が以前描いた水彩画「ヒゲペンギンとスノーフレイク」です。イラストに関してはこちらのブログをご覧ください。

このnoteは毒親話と写真ばかりですが、イラスト描いてTシャツを作っているのがメインの活動なんですよ、ご存知でしたか。うへへ。

こうして既存のブログが複数あり、情報の発信にはすでに様々に使い分けていた私がなぜ突然、noteを使い始めたのか?という話から。

きっかけはツイッターでこの方のnoteを読んだからでした。

一言で表現するなら、知らん人です(乱暴ですみません)。ですが文章力が素晴らしいです、皆さん読んでください。将来は小説家希望だそうです。色々あって学費の工面に苦労されているご様子です。これが事実ならば、きっとものすごく大変です。

私はかつて、機能不全家族で育ってそこに耐えられなくなって全力で実家から逃げるために色んなことを考え、毒親からの妨害と戦い、必死にバイトで何十万か貯めて就職先も住む場所も見つけて脱出したことがあった。読んでいて、あの頃の自分を強烈に思い出したら、とりあえずカンパで少額だけど投げ銭送りたいなと思った。noteは読むだけで使ったことが無くて、仕組みが分からなかったのだがアカウントを作らないと投げ銭=サポートが出来ないらしいと分かり。作って、がんばって!でサポート送って、さてこのアカウントどうしよう????となったんですよ。ただの衝動でした。

改めて自分の持ってるブログその他、発信チャンネルを一覧にして用途を考えてみたら、こんなにあった。最初に書いた記事にリストアップしてあります。

そして気付いた、普段Twitterで垂れ流してる、それなりにまとまったテキストや写真を収納する場所がまだなかった。だからnoteはその入れ物にしようと思ったのだ。だからここは、そのように使っているのだけれど。

書き始めて数日後「〇〇さんがあなたをサポートしました」メールが届いていた。ビックリして鼻毛が伸びたね。いつもTシャツを買って頂き、私が作った本を気に入ってくださって、展示にも来てくださった方だった。この場をお借りして改めて、ありがとうございます。奇しくも金額も、私がアカウントを作るきっかけの方にサポート送った額と同じ。

送ったり、送られたり。

なんだか不思議な感覚である。私個人の収支という視点では、手数料のことはちょっと無視してほぼ±0に近いとしても、気持ちが大移動していること。

今ここでうまく書けないし、書くと長くなるのでやめておくけれど。インターネットを始めて云十年、今までずっと物を作って発信し続けている。私はリアルで昔から、言葉が上手く出せなかった。ネットでのテキストという発信方法を見つけて、デザインすることを覚えて、話して表現できないものをずっとこの方法で外に吐き出してきた。

表現すること=排泄

なのである。汚くてごめん。でもそう、呼吸とか排泄に似ている。言葉で喋って出せない分、別の方法で外に吐き出さないと調子が悪くなってしまう。そういう自分を安定させるための活動の中で、誰かに支援されること、応援されること、作った物を評価されること。なんだか不思議な感覚である。

機能不全家族育ちという背景で『生きているだけで他人に受け入れてもらえる』という体験がもの凄く少ないし、実際それがあっても自己否定感が強すぎてまともにそれを受け止められない。何十年もかけて少しずつ自分を育て直す中、こうして『送ったり、送られたり』の関係を通して、いつか私は生きていても良いのかもしれないと、自分の存在を疑うことを辞められるのだろうかね。

環境と経験が人を変える。

この場所で何を得られるか分からないけれど、サポートって素敵なシステムなので、良いコンテンツにはサポートを送ったりしていきたいと思っている。100円から出来るっていいよね。『送ったり、送られたり』の両方をいっぺんに体験できてしみじみと感じた。

お金ってすごい。(それか)

サポート頂いた方には、今後も新しい作品をお見せすることでお礼に変えさせて頂こうと思っています。note便利だなー。

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投げ銭を頂いたりしたら、嬉しさと興奮のあまりワタクシの鼻毛が伸びる速度が上がって大変な事になることでしょうね…。