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義母が認知症だと忘れてはいけない

こんにちは。今回も義母の行動について書き留めておきます。

義母が右足に痛みがでてきて足を引きずるようになり2週間。
今日は腰の専門医にMRIの画像を診てもらう日。

今回の付き添いは旦那の弟(次男)。
義母の病院には嫁のわたしが同行して、車の運転を3兄弟にしてもらっている。

どの息子が来るかによって義母の態度が違うのかが見れるのも面白い。

今回の義母の様子は
歩くのが困難でくつを履くのもひと苦労。足を引きずって病院に向かった。

いつもは毒舌の次男が母親が足を引きずっている姿を見て、本当に優しく接していた。痛い痛いといえば周りが優しくしてくれる。それを義母はわかっている。

義母の『本当かどうかわからない行動』は認知症からきているかもしれない。痛みが本当なのか?認知症の人の発言を鵜呑みにもできないし、無視もできない。

これが認知症者と関わっていく難しさだと思った。

病院に到着して受付の人に「義母には認知症の症状があるので、いつから痛いのかが曖昧だったりする」とコソッと伝えた。

診察室に足を引きずりながら入っていき診察がはじまる。

腰の専門医のわたしの見解では、、、

特に手術が必要とかの話ではないです。
腰から来ているわけではなくて、様子をみるようにしましょう。
痛みが何から来ているのか?ってとこなんですが、

先生はそこで2つ例をあげて説明してくれた。

筋力が全くない

宇宙飛行士でも重力がないところで生活していると筋力が低下して帰ってくる。だから地球に戻ってきたら歩くのに痛みが出る。
それと同じで、筋力が低下しているとやはり痛みはでてくる。

痛みの感じ方について

トマトが嫌いな人が2人いるとする。
1人はトマトを見ると嫌いだな、食べたくないなと思うだけ。
もう1人はトマトを見ると拒否反応で吐いてしまう。
人によって感じ方が違う。

その2つの例を聞いて

「納得しました。」と口からポロリと出てしまった。

だって、母は痛みが日によって違うように見えたし、何なら楽しく話している時は痛いはずの右足をあげて爆笑していたのだから。

これは絶対に認知症のせいだと思った。最近の義母はやたらと性格が丸くなった。それに息子たちに色々と言われても反撃しなくなった。
絶対に良くなるとか気合いで治すとか、そんな言葉が義母から出てこなくなってきたから。

整形外科から見たら以上なし。
念のため病院から松葉杖を借りることにした。

安心して自宅に帰ろうとした時。
義母は松葉杖をついているはずなのに、杖に体重をかけるのではなくて、普通に歩いていた。

そして自宅でもみんなで楽しく話しているときは、痛いはずの右足をぐるぐる回していた。

わたし、次男、次男嫁でその場でツッコミ大爆笑した。
義母も照れながら、思い込みもあるんかな〜と笑っていた。

でも、大げさに言うことがこれからもあるかもしれないと思うと
少しゾッとした。

次は脳神経外科で認知症のことと足の痛みを診てもらう予定だ。
大きな病院だから足のことも認知症のことも両方どのような状態かわかればいいな。

つづく。

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