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文鳥と暮らしている

文鳥を2羽飼っています。

白文鳥と桜文鳥です。31歳の誕生日に生後3週間ほどのヒナを2羽迎え、先日36歳になったので、文鳥らは5歳、文鳥らと暮らすのは6年目となります。

文鳥の文は「あや」、つまり模様のことだそうです。その名の通り、文鳥は大変美しい鳥です。その美しさもさることながら、私が文鳥を愛するのは、文鳥は大変勇敢かつ感情豊かな鳥だと思うからです。手の中に収まるほどの大きさなのに、存在感は特大で、気に入らないことがあれば人間にも果敢に喧嘩を売ります。こんなに小さくても感情が豊かで、喜怒哀楽が非常に分かりやすいです。

白文鳥は雌で「まどか」、桜文鳥は雄で「ユーロ」といいます。文鳥らを迎えた時は、翻訳の仕事を始めたばかりでお金がなかったので、金運を運んできてくれるようにと願って国際通貨にちなんだ名前をつけました。余談ですが、先日姉と会った時、「文鳥は元気にしてる?ドルと円だっけ」と聞かれました。通貨の名前だという部分は覚えていたらしい。ちょっと面白かったです。

まどか
ユーロ

2羽は仲は悪くないのですが、非常に食い意地が張っており、餌を見ると必ず喧嘩するのでケージを分けています。餓えさせたことなど一度だってないのに、仲良く餌をつつくということができないのです。掃除と餌・水の交換の手間が二倍になるので、できれば1つのケージで共存してほしかったです。

まどかは2年目から毎年冬に卵を産んでいます。発情期になると彼らはやることはやっており、有精卵が生まれたこともあります。しかし、抱卵するのはまどかのみで、ユーロは手伝おうともしないので、卵が孵化に至ったことはありません。この微妙な仲の2羽は厳密には番ではありません。鳥友達によると、「セフレ」らしいです。

仲は悪くないです
でも、壺巣には決して一緒に入りません

普段、私はずっと家にいるので、文鳥らは大抵ケージの外に出しています。朝外が明るくなるとピイッ!ピイッ!(「おんもに出して!」)と起こされます。ケージから出すのが遅くなると、機嫌が悪くなり、出してもしばらく無視されます。私の仕事中はPCモニターの上にとまって私を監視したり、肩や手首にとまって寝たりしています。

監視中

鳥はフンのしつけはできないので、うんこはたれ放題です。気づいたら拭いていますが、正直私の家のあちこちは文鳥のうんこで汚れています。文鳥らがよくとまるカーテンレールの下には養生テープのついたビニールを張っています。それを定期的に取り替えることで床を保護するとともに掃除の手間を省いています。これを書きながら自分が小鳥のうんこだらけの部屋に住んでいることを反省しています。

文鳥はうんこたれ

文鳥らは大変愛らしく気ままなので、私は彼らに気に入られようと一生懸命です。文鳥らは注目され褒められるのが大好きです。片方を可愛がっているともう片方が嫉妬するので、可愛がる時は一方が見ていない時にしないといけません。私の文鳥への語りかけは以下のような言葉で行われます。

「今日もかわいいですね〜。かわいいかわいいさんですね〜。ふわふわですね。ふわふわさんのすべすべさんですね。まるいですね。とってもまるいですね。おりこうですね。どうしてそんなにかわいくておりこうさんなの?(文鳥がピッと鳴く)なあに?ピッですか。ピッて言ったの?そうですか〜。お母ちゃん(私のこと)もそう思います。ピッですね。あっ、うんちしたの〜。うんちしたんね。うんちした人!はーい!うんちしておりこうですね」

文鳥は犬や猫のように自分の名前を認識するのでしょうか。だとしたらうちの文鳥らは自分の名前を「かわいいさん」だと思っている可能性があります。

水浴びもかわいい

先日肺がんを患っていることが判明してから、私がいなくなったら文鳥らはどうなるのだろうとよく考えるようになりました。私はすぐにはどうこうはならない見込みですが、もし入院が必要になったら、もし体調が悪化して十分に世話できなくなったら、もし私が死んだら、と考えると、少なくとも文鳥らの寿命が尽きるまでは十分に世話ができる状態で生きていたいと思います。文鳥は10年以上生きるので少なくともあと5年。

今日はとりとめのない文章になってしまいましたが、練習だからいいの。


肺癌診断までの経過を書いた有料ノートです。読みものとして面白いという感想もいただいております。長いですが、たくさんの方に読んでいただけると助かります。拡散も大歓迎です。

お仕事ください。


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