たかなし

2羽の文鳥と暮らすフリーランス翻訳者です。好きなことは読み書きとお話、苦手なことは労働…

たかなし

2羽の文鳥と暮らすフリーランス翻訳者です。好きなことは読み書きとお話、苦手なことは労働と生活です。2024年1月ステージIV肺癌と診断されました。

最近の記事

肺癌闘病14日目の所感 / 癌が小さくなった!&今後の人生について思うこと

一昨日病院に行ったら、直径8cm近くあった肺の腫瘍が、3.5cm程度まで小さくなっていました。2週間前タグリッソ80mgを飲み始めて、副作用の筋肉痛があまりに酷かったので5日目から数日休み、その後40mgに切り替えてまた飲み始めました。トータルでは9日ほどしか飲んでいないのですが、こんなに効くなんてびっくりしました。40mgだとほとんど副作用が出ないため、1ヶ月はこの量で様子を見ることになりました。40mgだと少ないのではないか、80mgより効果が無いのではないかと少し心配で

    • 文鳥と暮らしている

      文鳥を2羽飼っています。 白文鳥と桜文鳥です。31歳の誕生日に生後3週間ほどのヒナを2羽迎え、先日36歳になったので、文鳥らは5歳、文鳥らと暮らすのは6年目となります。 文鳥の文は「あや」、つまり模様のことだそうです。その名の通り、文鳥は大変美しい鳥です。その美しさもさることながら、私が文鳥を愛するのは、文鳥は大変勇敢かつ感情豊かな鳥だと思うからです。手の中に収まるほどの大きさなのに、存在感は特大で、気に入らないことがあれば人間にも果敢に喧嘩を売ります。こんなに小さくても

      • 肺癌闘病7日目の所感 / タグリッソの副作用

        今日のnoteは文章の練習というより個人的な記録と他の肺癌患者さん(タグリッソを使っている方)のための情報共有です。 先日この記事で書いた通り、タグリッソという分子標的薬を使って肺癌の治療を行うことになりました。 治療を開始してから今日で7日目になります。しかし、タグリッソを飲んだのは最初の4日間だけです。副作用のため、5日目から休薬になっています。 3日目から右の肩と腕が猛烈に痛みだし、「あ!これは副作用だ」と思いました。それは、熱が上がっていく時のような痛みに似た筋

        • 納豆、あるいは納豆に情熱を燃やす女の話

          暗い話が続きましたが、文章の練習をすべく色んなトピックについて書いていきたいたかなしです。こんにちは。というわけで、今回は納豆について書きます。 納豆は好き嫌いが分かれやすい食べ物です。私は好きです。最近は意識的に一日1~2パックを食べることを心がけています。このように納豆を食べ始めたのは、先日(まだ癌の診断が下る前に)あるYouTube動画を見たのがきっかけでした。 その動画は、"The No.1 Poo & Gut Scientist: If Your Poo Loo

        肺癌闘病14日目の所感 / 癌が小さくなった!&今後の人生について思うこと

          癌の治療はお金がかかる話

          今日から肺癌の治療が始まりました。今回は今日の診察の記録を兼ねて、これからどんな治療をするのか、それにどのくらいお金がかかるかについて書きます。 診察室に入るやいなや、医師は「良い結果でしたよ」と言いました。癌の遺伝子検査の話です。癌に遺伝子変異があれば、その変異に特化して作られた「分子標的薬」という薬が使われます。つまり、一般的な抗がん剤に加えて使える薬の選択肢が増えるのです。 採取した癌組織を遺伝子検査にかけた結果、私の癌にはEGFR遺伝子変異がみられたということでし

          癌の治療はお金がかかる話

          営業(翻訳・編集のお仕事ください)

          営業の文章を有料のノートに入れていたのですが、それではあまり多くの人の目に触れないことに気づきましたので改めてこちらに書いておきます。これから頑張って医療費を稼がないといけません。ご依頼いただけるお仕事があればぜひお知らせください。

          営業(翻訳・編集のお仕事ください)

          癌が患者家族に与えるトラウマについて

          肺癌診断を受けたばかりのたかなしです。 医療費のために小銭を稼ぐべく診断までの経緯を書き綴ったところ、思いの外多くの方に読んでいただきました。ありがとうございました。 たくさんの方がメッセージをくださったのですが、特に、ご自身が癌などの大病を患った経験がある方に加え、ご家族が癌と闘病中、あるいはサバイバーであるという方が何人もいらっしゃって、病気というものは患者だけでなく、その人を大切に思う人々をも苦しめることを思い知らされました。 今回は、私が姉に癌の診断を伝えた際、

          癌が患者家族に与えるトラウマについて

          希死念慮のある35歳独身フリーランスがステージIV肺癌になって詰みかけている話

          ある朝突然血を吐いてから3週間になります。2024年1月12日、正式に肺癌の診断が下りました。 このnoteを読もうと思ったあなたは、おそらく好奇心の強い方なのでしょう。もしくは、ご自身か身近な方が癌闘病中、あるいはサバイバーなのかもしれません。いずれにせよ、はじめまして。たかなしと申します。地方都市でフリーランス翻訳者として生計を立てています。 私がこれを書いているのは、主に表題の経験を小銭に変えるためです。非常に個人的な経験を記述する以上、それをタダで消費されたくはな

          有料
          500

          希死念慮のある35歳独身フリーランスがステージIV肺癌にな…