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日記を書くプロセスを公開してみる試み

ちょくちょくこんな日記を書いています。

藤井之日記_20210117

去年の後半は毎日書いてたんですが、ちょっと本業が忙しくなってサボってました。ここ最近で少し再開しまして、折角ならこの日記を書くにあたり、そのプロセスを公開してみようかなと。

個人的にデザインがどう定められていくのかとか、アーティストがどんな思いでその作品を作ったのか、その人が何故その事業に身を投じているのかとか、そういう背景とかプロセスが好きなんですよね。

自分の日記もただ書くだけだとちょっと勿体無い気がして、実験的に書いてる様子とか、考え方みたいなとこをYoutubeでライブ配信してみました。これはそれを前後切って載せた動画です。

テキストでも補足しますね。

僕が日記を書くプロセス

基本的にはいつもこんな感じで書いてます。

①日常でふと何かを感じる

②そういえば昔こんなことあったな、こんな本読んだなと関連する思い出が出てくる

③事実ベースでほんの少しのリサーチを交えながら大枠決める

④書いてみて推敲してデザインに起こして投稿する

どっか飛ばしたり、事細かにリサーチしてから書くこともあるんですが、基本的にはこのフロー。時間かかるのは大体推敲パートです。

今日の日記のプロセス

今日の日記の1番のテーマは「世界への解像度を上げたい」という話。

今朝花屋で見たことのない色の薔薇を見つけて思い出したのが、昔読んだ『調香師の手帖』って本にあった、薔薇は色と香りを高めるために無数の品種改良が加えられてきたという話。

で、実際に調べてみるとその数4万種以上。日本で登録されてる緑茶の品種が120種であることを考えると、その歴史と努力はそりゃあもうエゲツないわけです。

でも、それだけの品種があるにも関わらず、僕に知識が無いせいでその4万種を全て一括りに「薔薇」と呼ぶことしかできないんですよね。それってちょっと寂しくないか、と思ったのが今日の日記のきっかけ。

そこから更に原体験を掘り起こすと、日記にある青森に旅行に行った時の体験が出てくるわけです。

青森の彼のように、知識を持って世界を見ると一気に情報量が増えるんですよね。雲の形を見て午後の気圧がわかるとか、音楽を聴いた時にどんな想いで作ったのかがわかるとか、花や森を見た時にその生態系や歴史がわかるとか、もっと言うと可食か否かがわかるとかね。

僕はそういう解像度をできる限り高めて「世界の分かり手」になりたいってずっと言っていて、今朝の薔薇の一件でまた自分の「分かってなさ」具合に辟易したという話にしよう、といった具合で書いてます。

最後に語彙のトンマナ・話の順序・句読点・誤字脱字を見ながら推敲し、540文字でフィニッシュ。というのが今日の日記の流れです。

言葉選びの方針とか、どこに話の力点を置くかとか、「こいつはこういう風に文章組み立てるんだなぁ」って感じてもらえればそれで万々歳。

「裏側」こそが面白いのでは?

これは一応、テキスト版のGithubみたいなことができればなと思って。それもこないだ知人がやっている、デザインのGithubみたいなサービスの話を聞いて思いついたんですよね。

人が何かを作るその裏側、何かを決断するその背景、その考え方を持つに至った理由。そういうのが見えるコンテンツを自分でも試したいなと思い、今回は実験的にやってみました。

ちなみに参考にさせていただいたのは、敬愛すべきインターネットプレイヤーのけんすうさん(@kensuu)の「00:00 Studio」というサービス。

「プロセスエコノミー」という言葉も彼の造語なので、興味がある方はググってみてください。

最後に、別に僕は文章のプロでも何でもないので、このプロセスに価値があるかどうかは分かりません。ただ、個々人がどういう思考で文章を書いているのかっていうのは、僕自身めちゃくちゃ興味があるので、同じように考える人に届けばいいなとは思ってます。


あなたのおかげで生活苦から抜け出せそうです