私のおじいちゃん① 森敏治さん
森さんと出会ったのは、今から7年前のこと。
小柄でお茶目な森さんは「ハンセン病のことを正しく知ってほしい」と私に家族のこと、療養所での生活のこと、社会復帰後のことなどを包み隠さずよく話してくれました。
高校生だった私は、森さんの人柄に惹かれ、勇気を出して、当時企画していた写真展の被写体をお願いしました。森さんは快く、引き受けてくれて、写真展が終わった後も、お茶に行ったり、ご自宅に伺ったり、一緒にハンセン病療養所に行ったりと交流続けていました。
森さんは私にとって、血は繋がって