5月15日

 朝から犬の病院。コロナの関係で予約制になっているのに、診察まで30分、検査結果が出るまで30分以上、会計まで30分。くたくたになった。
 しかし、丁寧な先生のお陰で、不安は大分解消される。こちらの示す異常に対し、ひとつひとつ解釈して答えてくれるので、その対処法として、投薬が続くことになった。
 肝臓の数値は4倍から2倍に下がっていた。
 歯茎の腫瘍はやはりエプリスの疑いで、その一部だけでなく、全体的に腫れていることが判ってショックだったが、悪性であることは稀であると知り、若干安堵。手術ではなく、一旦抗生剤で炎症を抑える効果を試すことになった。
 人がくたくたになった以上に、犬も疲れたであろう。朝食抜きな上、大嫌いな車に乗せられ、大嫌いな病院に予告も無く連れて行かれたのだから…。いつもは寝ている時間、殆んど屋外で落ち着かなかったのだ。
 帰ったらよく食べた。勿論ドライフードはなし。それでもホッとした。
 母の同僚が持って来てくれたおこわを見て、家に上がると言い出したのが何とも可愛い。美味しいものを知っていて、食べたいと思ってくれる。それが私にとっても幸せなことだとふつふつ思った。
 
 一通りの用事が片付いたら、疲れと肩凝りから頭痛がしてきた。
 犬の様子を知らせるメッセージを妹に送ったら、想像以上に充実の毎日を過ごしている様子。派遣の仕事、今日は休みだったらしい。ランチに美容院に夜は友達と家呑みだとか…。コロナの自粛緩和がニュースになっているが、東京は未だの筈。なかなか賛成しかねる行動が多い。挙句に彼氏が出来たとかで、どうやら現在上昇気流に乗っている様子。下降傾向が見えた途端、家族に迷惑を掛けるイタイ人間になるので、一応牽制しておく。まぁ、効果はないだろうが…。
 彼女には、東京大神宮の御利益が順調にきているようだ。
 私にはまだ何もない。
 私の御利益は、今、犬に持って行かれているのでは…?と言う彼女の考えを嫌いではないとも思う。犬が元気になったら、仕事も決まるのでは…?と。
 その通りになるかどうかはわからないが、犬が不調な時に傍に居てやれなければ気が気ではない。それも事実。今は彼の傍に居やすいようになっているのかも知れない。
 本日も収穫なし。
 しかし紹介状が届いたので、60点の枠に応募書類を送る。
 本当は銀行と郵便局を梯子して、国保の振込もしたかったが、午後から仕事に行く母の時間が押して、どちらにも寄れなかった。家にある切手を掻き集めたら、丁度ぴったりの金額になり、ポストに投函した。

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