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モネ展に行ってきた

大阪、中之島美術館で行われた展示。

『モネ 連作の情景』

展示作品の全てが、クロード・モネ作という、なんともレアな展示。(と言っても私は芸術に疎いので、このレアさの理解度は低いのだろうと思う)

自分で言うのもなんだが、私はモネに少し縁があるので、ぜひ行きたい!と思い足を運ぶことにした。
電車に揺られ、歩き。
中之島美術館に到着、展示に足を踏み入れる。

______あなたはモネに包まれる。
そのキャッチコピーの通りだった。

恥ずかしい話、私は絵画を見ることこそ好きなものの、決して詳しいわけではないため、絵から、意図や何やを感じ取ることは得意とは言えず。
ただ、布の質感をこんなふうに描くのか、とか。
こんなにも昔の絵が残っていて、こんなに美しいのか、とか。
そういった、なんともぼんやりした感情、感想を浮かべながら展示をみて回ることがほとんどであった。

今回の展示も、絵に込めた作者の意図が汲み取れたわけではなかった。
けれど、私の心には、いつもとは違う感情が芽生えていた。
その感情が何なのか、と言われると説明はできないのだが、とても心にくる「何か」があって、「それ」は、涙がこぼれそうなほどのものだった。

モネにしか描けないであろう、不思議で綺麗な色使い。
筆をどう動かしたのかまで伝わってくる、絵の具の立体感。
なにを思って描いていたのか、分からずとも、すごく美しい彼の絵の世界に惹き込まれた。

正直私は美術展に足を運んでこんな感情が芽生えたのははじめてだったため、率直に言うと、なんだか嬉しかった。
自分の心に絵から受けるはじめての感情が生まれたこと、それだけで足を運んで目で触れた価値があったと思えた。

開催期間ギリギリの投稿にはなるが、もし興味がある方はぜひ、足を運んでみてほしい。
本当に、本当に素晴らしい展示だった。

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