八首抄 令和6年5月号 短歌の会 覇王樹|短歌会 2024年4月21日 14:54 橋本俊明選雪解けの進む光の畦渡る乾ける土の足に和らぐ(田口耕生)介護中ありがとう言う夫なれば私の中にそよ風が吹く(山口みさ子)八十九の老女を手本と医師言へりそれはわたしか笑ふほかなし(渡辺茂子)まるまりて行き場なくしし鳥のごとただ黙しいる如月の今日(北岡礼子)願えども世界平和は手にできぬ水に映れる月の如くに(高橋美香子)なさけ深ききみが面影抱きつつ博多男子をのこは東へ下れり(石谷流花)冬期なる土手の柳の静もりて街川の面鈍く昏れゆく(田中春代)辛党でも喜んでくれたかも知れぬバレンタインの佇古麗都なら(高田香澄)朗読を聴いてみる 覇王樹公式サイト ダウンロード copy #短歌 #短歌会 #覇王樹